映画「バーレスク」
- 2013年09月16日
映画にはいろんな楽しみ方があります。
ストーリーを楽しむ。
役者の演技を楽しむ。
強烈なキャラを楽しむ。
音楽を楽しむ。
ファッションを楽しむ・・・。
と、様々な楽しみ方がありますね。
今日ご紹介するのは、最近観た映画のDVDから、面白かったものを。
まずは、音楽を楽しむ映画を。
「バーレスク」。
ストーリーはいたってシンプル。
王道のなかの王道まっしぐら。
田舎から出てきた女の子が、洗練され、したたかさを身に着け、成功していくストーリーです。
ナイトクラブで繰り広げられるダンスと歌がとっても格好いい。
セクシーで、キラキラしていて、夢の世界。
難しいことを考えず、夢の世界に浸れるのが、この映画の魅力でしょうか。
次にご紹介するのは、強烈なキャラを楽しむ映画。
「きっとここが帰る場所」です。
ショーン・ペンが、元ロックスターという設定。
ショーン・ペン演じる男は、すでに引退し、結構な年という設定なのですが、目を黒く縁取りし、口紅を塗った、ヘビメタ系のスタイルを維持しています。
これだけでも充分おかしいのですが、さらに弱っちくて、皮肉屋でというショーン・ペンならではの個性づけが見事。
周囲の人との噛み合っていないセリフの遣り取りも、時には哲学的になったりして、それがおかしい。
父の遺志を継ぎ、アメリカ横断の旅に出た後は、ロードムービーとなります。
通常、様々な地で、様々な人と触れ合いながらも、孤独と向き合う中で、成長していくというのに、この道中という設定が使われますが、この映画では、ショーン・ペンのキャラが強過ぎて、成長過程としてよりも、ぷっと吹き出してしまうようなエピソードの連続となっています。
それもまた一興。
こちらも難しいことを考えず、役者の仕事を堪能する映画として、ご覧ください。