映画「ひまわり」

  • 2013年10月21日

面白かったDVDをご紹介。

まずは「ひまわり」。
1970年に制作されたソフィア・ローレン主演の映画です。
名作だとの評判を聞いてはいたのですが、実際に観たのは、今回が初めて。
確かに、名作でした。
結婚して間もなく、徴兵されて夫が戦争に行ってしまいます。
戦争が終わっても、夫は帰ってこず、行方不明。
ソフィア・ローレン演じるジョバンナは諦めない。
夫は生きていると信じて、捜し続けます。
その確固とした表情を浮かべて夫の行方を捜すソフィア・ローレンが、とても恰好いいんですね。
とても美しい女優さんですが、ちょいと顔がきつすぎる感が否めなくもない。
が、その強さが、このジョバンナの役にはぴったりなんです。
で、ジョバンナはたった一人でロシアまで行って、夫を捜しまくるんです。
で、とうとう見つけちゃいます。
ホームに佇み、列車を降りてきた夫を見つめるソフィア・ローレンのなんと美しいこと、そして、哀しいことといったら。
夫はロシアで家庭をもっていて、妻と子どもが。
その美しい顔に浮かぶ怒り、痛み。
この1シーンだけでも観る価値ありです。
himawari
次にご紹介するのはテレビドラマの「クリミナル・マインド」。
FBIの行動分析課に所属するスタッフたちがプロファイリングを駆使して事件を解決していくシリーズものです。
緻密なストーリー展開と、また遠くまで行ってロケですか? というぐらいの制作費用たっぷりですといった贅沢さが魅力。
事件をどう解決するかが見所なのは勿論ですが、それぞれの個性が際立ったスタッフたちを観ているのも楽しい。
信頼し合っているけれど、べったべたに距離が近いというわけではないというキャラクター同士の関係が、やけにリアルで、本当にそうした課で働いている人たちを観ているような感覚に陥るほど。
特に冷静沈着なホッチナー役のトーマス・ギブソンに魅かれます。
この人、「ダーマ&グレッグ」というホームコメディドラマで、お茶の間の笑いをメッチャ取っていた人なのですが、同じ人とは思えないほど、この「クリミナル・マインド」では1ミリも笑わないホッチナー役を演じ切っています。
役者って、凄いわぁと感心させられます。

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