リオのパラリンピック
- 2016年09月19日
リオで行われていたパラリンピック。
ご覧になりましたか?
私はLIVE観戦が難しかったので、録画をネットで観ました。
オリンピックより競技数が少なく、出場選手も少ないため、規模を比べてしまえばこじんまりとしていますが、そこで生まれる感動の大きさはまったく引けを取らず、何度ももらい泣きをしてしまいました。
パラリンピックの特徴といえば、障害によってクラスが細かく分かれていることですよね。
チーム競技の中には、障害によって選手にそれぞれのポイントが与えられていて、チームで〇点以下にしなくてはいけない・・・といったルールがあるということも、今回初めて知りました。
公平さを皆で一生懸命考えて生み出したといった感じのルールですよね。
競技によっては「もう少し柔らかいボールにしたらいいのに」とか「〇秒以内に投げなくちゃいけないって、ちょっと早過ぎない?」といった感想をもったりもしましたが、スポーツっちゅうもんには大抵無理も含まれているので、しょうがないと思うしかないのだと自分に言い聞かせました。
どれも夢中で応援しましたが、特に力が入ったのは柔道。
視覚障害のある選手たちなので、組んだ状態からスタート。
それまでオリンピックなどで見ていた柔道では、なかなか組めない。
自分に有利な組み手にしたいし、相手に有利な組み手にはさせたくないしで、この組み手争いに結構な時間が割かれる。
素人からすると、襟元を手で擦っているように見えるばかりで、柔の道はそれでいいのかと思ってしまう。
それがパラリンピックの柔道だと、審判の前で互いに組み合い、そこからスタートするのでまさに力の勝負。
と、応援するこっちもずっと身体に力が入っている状態になるので、観戦後の疲労がハンパない。
この柔道で銅メダルだった選手のお母さんが、試合をテレビ観戦している様子がスポーツ番組で流れました。
金メダルを取れずに涙を流す息子を見て、「泣くな。胸を張れ」と画面に向かって声を掛けている母ちゃんの姿に、ぐっときました。
こうした選手たち全員が、恵まれた環境にいるようには思えません。
恵まれた環境を用意して貰えているのは、オリンピック選手であってもごく一部。
マイナーな競技ではスポンサーがつかず、厳しい環境にいます。
こうしたことから想像するに、パラリンピック選手も恐らく厳しい環境の中、いろんなことを遣り繰りして出場しているのだと思います。
彼らの環境が改善され、東京オリンピック・パラリンピックで最高のパフォーマンスが発揮できるようにと願っています。
選手の皆さん、サポートスタッフの皆さん、お疲れ様でした。
そして、たくさんの感動を有り難うございました。