バレエシューズ
- 2017年04月27日
バレエシューズを買いました。
それがこちら。
色がわかりにくいですが、ダークグレーです。
靴屋で働いていた頃は、7センチヒールの靴が支給されていて、それ以外履いてはいけないというルールがありました。
その7センチヒールの靴を履いて1日中立ち仕事をしていたのですから、若さって凄いと我ながら感心します。
30代に入ると5センチヒールになりました。
7センチはキツイ。
でもローヒールは嫌。
ということで、踏ん張って5センチ。
が、これも辛くなってきた。
去年あたりからバレエシューズを愛用するように。
なんたって楽。
これにはもう1つ理由が。
足の両親指の爪が巻き爪になってしまい、ワイヤーで矯正中なのです。
歯の矯正のようなもんですね。
巻いてしまい、肉に食い込んでいる爪を正常にするため、ワイヤーの力で矯正していくというもの。
痛みはありませんが、さすがにヒールの靴は履かない方がいいだろうとの判断です。
私の足を見た女医は「これは、全然歩いてない足だね」と言いました。
そのクリニックは2階にあったのですが、私は迷うことなくエレベーターを使用していたため反論できず、苦笑いでごまかしました。
その女医によれば、爪はなにもしなければ巻いていくものだそうです。
それでは何故手の指の爪は巻かないのかといえば、手の指を動かし使うことで、巻いていこうとする力と反対の力が加わり、その圧によって、巻くのがストップさせられているから。
足の指も同様に、たくさん歩いたり走ったりすることで、下から上へと圧をかければ、巻く力に勝てて、巻かなくなるそうです。
歩こう。
そう思いました。
新刊「諦めない女」には歩き続ける人が登場します。
娘の行方を捜す母親です。
娘が行方不明になり、母親は一人捜し続けるのです。
休みの日になると、今日はこの駅、次の週はその隣の駅と、ビラを配って歩くのです。
毎週毎週歩き続けます。
それが何年も続きます。
その母親がそれからどうなっていくのかは、小説で。