お土産
- 2017年05月25日
友人からお土産を貰いました。
地方の温泉に行ったという友人がくれたのは、直径20センチほどの皿。
皿の下部にはその温泉地の名前が入っています。
そして中央には、友人が自ら描いた絵が焼き付けられています。
それは猫の絵。
多分猫。
犬じゃないと思うし未知の動物かもしれないけれど、多分猫。
それぐらいの画力。
その友人とは「貰って困るモノ」を、互いに贈り合うという遊びをしています。
ダサい方が勝ち。
これまでの勝敗は五分五分といったことろ。
それまで私が友人から最高得点を貰ったのは、携帯ストラップでした。
別の温泉地に行った私が土産物店で見つけたのは、アルファベットが印刷された一辺が5ミリほどのキューブ型のもの。
それを繋げて名前やニックネームや、アイラブユーやらといった言葉にする。
キューブの中央には穴が開いているので、店員さんにこれでとお願いすると、糸を通して繋げてくれて、その下部には温泉地の名前の入った小さな札まで付けてくれる。
ふふっ。勝ったな。
と確信した私は、友人の名前の綴りをわざと1ヵ所間違えて作って貰いました。
「綴り違うしー」と言って友人は大喜び。
「これまでで最強だ」と言われた私は、ガッツポーズ。
が、この絵皿によって友人は高ポイントを獲得し、大きく水をあけられてしまいました。
だって多分猫と思われるものの目が死んでるし。
なぜか棒立ちだし、輪郭線はよろよろと震えてるし。
こんなモノを貰ったら困るって。
大体この皿になにを載せたらいいのか見当がつかない。
友人にそう言うと「やだなぁ、なにか載せるんじゃなくて玄関に飾ってよ」とにやにやしながらコメント。
勝利の余韻に浸る友でした。
こんな遊びをしている変わり者は私たちだけかと思っていたのですが、海外の小説の中で登場人物たちが同じことをしているのを発見。
急に親近感がわいたことを覚えています。