「note」での連載

  • 2019年11月04日

11月5日から「note」のサイト内で連載小説を発表します。
タイトルは「お答えください」。
月に2回更新する予定でいます。
有料です。

ここでは読者からのリクエストなどを参考にしながら、小説を書いていく予定でいますので、物語が作られていく過程に参加しているような感覚で、楽しんでいただけたらと思っています。

主人公は人気の会社に何故か雇って貰えた、40歳の原田陽介。
彼は入社して3週間で、応募者たちとの面接を仕切ることになります。
次々にやって来る応募者たちの偽りの話、真実の話を聞きながら、それぞれの人生を味わっていきます。

平凡な人生とか、平均的な人生なんてなくて、すべての人生が特別。
最近特にそう思います。
年齢のせいなのか、小説を書き続けて来たせいなのか・・・わかりません。
生き様というものにとても興味があります。

新刊「たそがれダンサーズ」を読んだ方からは、様々な感想をいただきます。
登場人物たちと同年代の50代の方たちからは「身につまされた」と言われます。
毎日一生懸命生きてきて、ふと足を止めてこれまでと、これからの景色を眺めてみたら・・・呆然としてしまう。
こんな登場人物たちの感覚を、同世代の方は「そうそう」と同感していただけたのかもしれません。
40代の方の場合は少し先の話として、やや落ち着いて小説を読んでいるようにお見受けしました。
先輩たちの右往左往を反面教師として、現在の自分の生活を再チェックしたというコメントをした人も。
これが30代より下の方たちになると、丸っきり違う感想に。
おじさんたちが頑張っている姿が可愛いかったと言うのです。
おじさんたちを上から見ている感じが、若干気にはなりますが、読み方は人それぞれなのでオッケーです。

様々な人生を読み心を動かし、自分のことを振り返る。
これは読書の楽しみ方の一つ。
自分に近くて、感情移入しやすい登場人物の場合もあるでしょうし、全然理解できない登場人物の場合もあるでしょう。
様々な登場人物たちが織り成す世界に没入するのが、読書の面白さ。
読書を楽しむにはいい季節です。
物語の中に身を置いてみてください。

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