時間の使い方

  • 2020年04月16日

東京の北区にあるナショナルトレーニングセンターが、利用停止になっています。
ここは取材で1度お邪魔したことがあります。
様々な競技のトップ選手たちが練習をする拠点です。
緊急事態宣言が出されたことで、ここも利用停止となりました。
選手や関係者たちの身を守る処置なので、致し方ないのでしょう。

練習場所を奪われた選手たちが、この期間をどう過ごすかは大事ですね。
来年のオリンピックでの結果と繋がっているはずですから。
工夫をして来年に備えるしかありません。
すべての選手が試されているのだと思います。

アスリート以外の人たちもそう。
この期間をどう過ごすのかを試されています。
ずっとやりたいと思っていたけれど、時間がなくて踏み切れなかった勉強を・・・なんて、どうでしょう。
いつもは手にしないジャンルの本を読んでみるとか、長編にトライしてみるなんていうのもお勧めです。
1人の作家のデビュー作から発表順に読んでいく・・・こちらもお勧め。
シリーズもののドラマに手を出してみるのもいいですよね。
「24」を一気に観るなんて挑戦、どうでしょう。
主演のジャック・バウワーの携帯電話は、いつ充電してるんだろうなんて、本筋とは関係ないことを考えながら、ハラハラドキドキしてみてください。

私は片付けをしてみようと思い立ちました。
普段見て見ぬふりをしている、洗面所の棚と引き出しの中を総点検してみることに。
するとたくさんの洗剤だの、溶剤だの、洗浄剤だの、掃除グッズだのを発見。
いつ買ったのか記憶がないものばかり。
使った形跡がないものも多い。
恐らくここを掃除しよう。
専用の洗剤を買わねば。
よしっ、ネットショップでぽちっとしたぞ。
と、ここまでは熱い気持ちがあった。
でも大抵やる気のピークはここ。
品物が届くまで数日。
この間にやる気は徐々に下がっていく。
そしてネットショップから段ボール箱が届いても、すぐに開封しない。
時間が空いた時にするつもりで、しばらく放置してしまう。
ここでまた数日掛かる。
この間にまたやる気は下降線を辿り、開封した時にはゼロに近い状態に。
入手した溶剤の裏書きの小さな文字をルーペで読んでみるも、なんだかしちメンドー臭いことがずらずらと書いてあり、やる気は完全に消えてしまう。
取り敢えず洗面所の棚へ。
そして忘れる。
キレイさっぱり。

嫌な思いをしたことも、傷付けられた言葉も、こんな風にキレイさっぱり忘れられたらいいのに。
と思うほど、見事に忘れ去る。

結局、まったく使用していない掃除関連品は15個ありました。
処分したら棚はガラガラになり見た目もすっきり。
もう二度とこんな無駄な買い物をしないと心に誓いましたが、こういう気持ちも忘れてしまうんですよねぇ。
懲りない自分に苦笑い。

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