自宅での生活
- 2020年04月27日
雑誌の旅特集記事を見て・・・ちょっと切なくなる。
それを企画し制作した時には、外出自粛なんてことになるとは、想像だにしていなかったのでしょう。
しかし明けない夜はない。
そう信じてこの事態を乗り切りましょう。
友人A子は夫、B男と共に在宅勤務となったそう。
子どもは大学生なので、纏わりつかれて仕事にならないなんてことにはならない。
折り畳み式の小さいテーブルを購入し、寝室の一角に仮設の仕事コーナーを設えたといいます。
で、そこはB男の場所。
A子はといえばリビングの一角にやはりテーブルを置き、仕事コーナーとしたそうです。
日本では各自一つの書斎があるなんて家は滅多にない。
だから寝室やリビングに、折り畳み式のテーブルを置くしかないのです。
A子が寝室の前を取った時のこと。
部屋の中からB男の笑い声が。
A子は驚いて廊下で固まったそうです。
普段は面白いことの一つも言わないし、また面白いことがあっても、表情が少し緩む程度で声を上げて笑ったりしない人が笑ってる・・・と、A子は驚愕したのでした。
思わずドアに耳を当てて様子を探ったそう。
どうも仕事相手と談笑している模様。
B男にそんな一面があったとは。
結婚して25年。
初めて知る夫の一面に仰天したと言っていました。
また昼食作りを交代制にしてみたら、それまで滅多にキッチンに立たなかったB男が「料理って面白いな」と言い出して、更にA子を驚かせたとか。
やらせてみるもんです。
ご褒美ついでに、B男の髪をA子がカットすることにしたそう。
すっかり白髪が増えて薄くなっていて、年を取ったなぁなんて改めて思ったとA子は言いました。
A子が髪をカットするのは子どもがまだ小さかった頃以来で、とても久しぶりだったそうで、上手くいかずに長さがいびつになっているのを、揃えようとカットしていくうちに、想定より大分短くなってしまい、大失敗の仕上がりになったとか。
仕方がないので「わー、すっごい格好いい」「いいわよ、すっきりして」などと心にもないことを言いまくって褒めちぎったら、満更でもない顔をしていたと言っていました。
この二人にコロナ離婚はなさそうです。