小説「結婚させる家」が発売になりました
- 2020年05月21日
小説「結婚させる家」が発売になりました。
50代の婚活模様を描いています。
執筆にあたりいくつかの結婚情報サービス会社さんに、取材をさせて頂きました。
年齢によって結婚への考え方、相手に求めることは違うそうです。
更に婚活者自身のおかれた環境も変わります。
子どもがいたり、老親がいたり。
また世代を超えた共通点もあるのだとか。
こうした興味深いお話をたくさん聞かせて頂きました。
ご協力を頂いた皆様に感謝申し上げます。
少し前なら「50代で婚活? いい年して」なんて言われていました。
でも今なら「それで、どうなのよ?」と話を聞いて貰えるような時代に。
いくつだって幸せを求めて構わない。
諦めちゃダメなのです。
この小説はパートナーを求める人たちの物語ですが、もう一つ描きたかったのは孤独でした。
毎日平和に穏やかに暮らしているけれど、時々独りでいることが辛くなる――そんな孤独感を抱いている人たちの姿を、描きたいとの気持ちがありました。
自分を不幸せとは思っていない。
でも幸せでもない。
だから時々どうしょうもなく哀しくなる。
そんな心情を描きたかったのですが・・・果たして描き切れたでしょうか?
執筆前の段階から、ネットを使って婚活事情を探っていたせいでしょう。
ネットの利用中、パソコン画面の目立つところに婚活関係の広告が出るように。
私の閲覧履歴から婚活に興味があると、どこかの誰かが判断した模様。
それは構わない。
ちょっと困るのはその画面を印刷した時。
昭和の女である私は、未だにパソコン画面で見て完結ということが出来なくて、取り敢えず印刷します。
わざわざ印刷してその紙の方の文字を読んで、頭に入れたり、理解したりするのです。
だから他の調べ物をしていて情報を見つけると、そのサイトのアドレスをパソコンにブックマークしたりせず、そのページを印刷。
すると・・・婚活関係の広告まで印刷されてしまう。
私の控えであれば、どんなものが同時に印刷されても構わないのですが、時に打ち合わせで「こういう情報を見掛けたんですけど」となどと言って誰かに見せたりすることが。
するとそこには婚活関係の広告が。
それはね、などと説明するのもわざとらしいし、だからといって完全にシカトもおかしいような。
ちょっと気まずい空気が漂うばかり・・・となる。
もしかすると印刷する時に広告の箇所を外せる設定を出来るのでしょうか?
それを私が知らないだけでしょうか。
この点については追って勉強するとして、まぁ、とにかく新刊をご賞味くださいませ。
どんな人の人生も濃い。
と、思える小説になっているといいのですが。