オンライン飲み会
- 2020年05月28日
友人A子は知人夫妻から、男性を紹介して貰えることになったそうです。
ところが。
新型コロナウイルスが発生し、ステイホームとなったため、会合の席は自粛生活が終わった後となってしまいました。
ちょっとがっかりしていたら・・・知人夫妻からオンラインで飲み会をしようという提案が。
知人夫妻とB男とA子の4人はオンラインで繋がり、そこでA子とB男は「初めまして」となったとか。
そのオンライン飲み会はとても楽しかったそうで、それからA子とB男は2人だけで、時々オンラインで話をするように。
次にオンラインデートをする日時を決めると、なにを着ようかと考えたりして、そんなウキウキしている気分は久しぶりだったといいます。
何時間も前から入念にメイクをし、普段の倍以上の時間ドライヤーを使って、ヘアスタイルを整えたそうです。
そして相手をよく知るには、ラインよりも、顔を見て話をした方がいいとわかったとも言いました。
やがて待ちに待った緊急事態宣言の解除が。
早速リアルに会ったのかどうか確かめようと、A子に連絡してみると・・・まだだとの回答。
「どうして?」と聞くと、「なんだか怖くなっちゃって」と言う。
乙女かよ。
「いつ会うの?」と重ねて聞くと、「まだ日にちを決めていないのだけれど、実際に会ったら、やっぱりちょっと違ってた、なんてことになったらと思うと不安で、会いたいような、会いたくないような・・・」とA子は言う。
そして気持ちが混乱して、もうこの際、ずっとオンライン上だけで交際を続けるというのも、アリかもしれないと思うようになっているとのこと。
実際に会ってがっかりするより、時々オンライン上で楽しく1、2時間を過ごす方が、これまでのライフスタイルを変える必要もなく、メンドーもなくて、上手く続くような気がすると言います。
A子は50代。
悩める世代です。
1人は寂しい。
だから気の合う人と一緒にいる時間が欲しいとは思うけれど、これまでの生活スタイルを大きく変えたくはない。
ということで、会いたいような、会いたくないような気持ちになっているようです。
どんな生き方を自分が望んでいるのか。
自分のことなのに、自分のことだからこそ、わからなくなってしまう時ってありますね。
多分正解はなくて、一人ひとりがその答えを探しながら進んでいくしかない・・・それを人生と呼ぶのでしょう。