スーツケースを
- 2021年12月13日
引越し準備中の時のこと。
新居にもって行くものと、それを機に捨てるものの選別をしていました。
そこでスーツケースが目に入る。
クローゼットの端に大きな存在感を保ちながら、ずっとあった品。
邪魔で邪魔でしょうがなかった。
以前海外旅行に行く際に買ったんでした。
何故レンタルにしなかったのか・・・わかりません。
その時は、これからしょっちゅう海外に行くと思っていたのかも。
行きゃあしない。
さて、スーツケースはどうしようかなと考える。
新居にもって行こうか、それとも捨てるか。
取り敢えず中をチェックするため引っ張り出そうとしたら・・・ガタンと大きな音がしてスーツケースが傾く。
へ?
よく見たら、キャスターのゴムがバラバラになっていました。
劣化するとゴムはこんな風にバラバラになると知りました。
4つあるキャスターのうち、元の形を留めているのは1つだけ。
2つは完全分解で、1つは大きな亀裂は入っているものの、なんとか踏ん張っているといった状態。
捨てるリストの一番上にスーツケースと書きました。
区の粗大ごみ処理センターにWEBから申し込みをし、引き取りの日を決めると、コンビニで粗大ごみ処理券を購入。
スーツケースにその処理券を貼ってスタンバイ。
明日が引き取りの日となった時、スーツケースをマンションのゴミ捨て場所に運ぶミッションが。
無事なたった1つのキャスターを転がして、スーツケースを動かそうとしたのですが、どうやら大丈夫に見えただけで、分解寸前だった模様。
ギュっと変な音がしたのですが、シカトして転がそうとしたら・・・スーツケースがガタンガタンと大きく上下に動く。
見たら、粉々になったゴムが辺りに散らばっていました。
とうとうキャスターは全滅。
さて、どうやってスーツケースを運ぶのか。
持ち上げるしかない。
背の低い私が、大きなスーツケースを持ち上げ続けて運ぶのは結構大変。
それが空であっても。
途中何度かスーツケースを置いて休憩を取りながら、なんとかゴミ捨て場まで運びました。
キャスターがこんな風に劣化するとは知りませんでした。
私のクローゼットの中が、特別な環境だったのでしょうか?
そうは思えません。
ということは、キャスターにはいずれこのような運命を辿る宿命があるんでしょう。
今後は「しょっちゅう海外旅行に行くかもしれない」などと根拠のない夢など見てないで、借りられるものは、借りるというスタイルでいった方がよさそうです。