いくつまで働くか
- 2022年05月26日
郵便受けに投げ込まれているチラシ。
目を通しますか?
私が住むマンションの1階には、郵便受けに投げ込まれたチラシを捨てる、専用の箱が用意されています。
郵便受けを開けてチラシが入っていたら、その箱に捨てて、自分の部屋まで持ち上がらない人が多い模様。
でもチラシ好きな私は必ず自室に持ち帰ります。
先日、自室に持ち帰ったチラシを眺めていたら・・・72歳までOKとの文字が。
それは近所のマンションの管理人を募集するものでした。
週に3日、午前中だけの勤務で、わからないことは本部に電話をして判断を仰げばいいらしい。
案件によっては簡単な掃除もして貰うとあり、応募条件の欄に72歳までの人と書かれていました。
72歳かぁと、思わず声がもれました。
元気な人は70代でも元気なので、本人に働く気があればこの仕事は魅力的かも。
20年ぐらい前からでしょうか。
働くベテランさんの姿を見掛けるようになりましたよね。
ファストフード店で人生の先輩から「ポテトも一緒にいかがですか?」と聞かれ、「えっと、じゃあ、はい」と頷いてしまった時には、これが店の戦略かと呟いたものでした。
若いスタッフから勧められたら平気で断れるところが、人生の大先輩からいかがですか? と言われると、断り難くて、つい「じゃあ」と言ってしまうもんです。
それからも日本の高齢化はどんどん進みました。
ドアフォンが鳴ったのでドアを開けたら、70代ぐらいの男性が。
宅配便の配達員にもベテランさんが。
いつもなら「中に入れてください」と言うところなのですが、「えっと、はい」と重い荷物を受け取ってしまいました。
今やこんな風に元気に活躍する先輩たちを目にするのが、日常となりましたね。
70代・・・私はどうしているでしょう。
100歳まで生きて、死ぬその日まで小説を書いていたいなぁと思っていますが、果たしてそれが叶うでしょうか。
早期リタイアしてのんびりと過ごしたい人。
身体が動くうちは働いていたいと思う人。
ずっと社会との接点を持ち続けたいと願う人。
生涯設計は十人十色。
それぞれが願う人生が、叶う世の中であればいいと思います。