信号機が

  • 2022年05月30日

今住んでいる街に引っ越してきて驚いたのは、信号機がない横断歩道の多さでした。
小学校や保育園などがあり、たくさんの子どもたちが行き来するエリアなのに。
信号機は高いのでしょうか。

「危ないしいつまで経っても渡れなくて、時間が掛かっちゃうじゃない」と思いました。
車は停まってくれないものだとの認識があったから。
ところが。
横断歩道の端に立ち右を見て左を見ます。
車が走って来るのが見えたので、それが通過するのを待とうと立っていると・・・車が停まる。
「あらまぁ、有り難う」とぺこりとお辞儀をして、渡り始める。
一応急いでいますよと見せるために、早足で歩道を渡りました。

数日後、また横断歩道を渡ろうとすると車が。
歩道の端に立つ私を認めた車は停まりました。

もしかしてここら辺は、車を停める親切な人たちが住んでいるエリアなのか?
それで信号機を設置しないのか?
善意におんぶにだっこで大丈夫なのか?
たくさんの疑問が頭に浮かぶ。

前に住んでいた街の横断歩道には、必ず信号機がありました。
そして小道がクロスしているようなところを、車はガンガン左折、右折して、歩行者の私はガン無視されていました。
歩行者優先と教習所で習わなかった? と何度聞きたくなったことか。
こんな状態に馴染んでいたため、歩行者のために車を停めるドライバーが、天使のように見える。
当たり前っちゃ、当たり前なのですが。

先日、近所を探索していた時のこと。
片側一車線の道路を、次から次へと車が走り抜けて行きます。
交通量がハンパない。
さすがにそこの横断歩道には信号機がありました。
立ち止まり向かいの信号機を見上げたら・・・押しボタン式と書かれた掲示板が。
押しボタン式?
なんだそれは。
動揺する。
こちら側の信号機の柱に目を向けたらボックスのようなものがあり、そこにボタンを発見。
そのボタンを押せば青信号になると書いてあります。
多分私は初体験。
恐る恐るボタンを押す。
するとすぐに車側の青信号が点滅。
と思ったら、あっという間に赤に。
私がイメージしていた時間よりも短時間で信号が切り替わりました。
こっちの心の準備が間に合わないほどの秒速で。
車が停まり私はおずおずと渡り始めます。
ドライバーたちからしたら、信号を変えた張本人が、目の前を横切っていくといった状態ではないでしょうか。
悪いことをしている訳じゃないのに、胸には恐縮感が溢れます。

信号機を設置するのか、しないのか、どの種類の信号機を設置するのか・・・どんな基準で判断しているんでしょうね。

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