団子屋へ

  • 2022年08月22日

手土産を買うのが好きです。
雑誌などで手土産に良さそうなものを見つけると、そこに書いてあるサイトにアクセスして日持ちを調べ、更に常温保存出来るか、お試し品があるかをチェックします。
メンドー臭がりの私が、これに関してはメンドー臭がらずに小まめに調べます。

が、コロナが流行し、打ち合わせはオンライン方式に。
友人宅に遊びに行くこともなくなったため、もう3年も手土産を買っていません。

手土産を買う日はまだ先になりそうですが、いずれその日が来るのを信じて待つ間に、それに相応しい一品を、地元で見つけておこうと考えました。
ネットで調べたところ、昔からやっている団子屋が近くにあると知りました。

最近気付いたのですが、私はどうも串団子が好きなようなのです。
去年、ターミナル駅で行列が出来ている団子屋を見掛けて、帰りに買って帰ろうと決意。
所用を終えてからその店を探したのですが、何故か発見出来ませんでした。
確かこの辺りにと思うエリアをぐるぐる歩き回ったのですが、結局見つけられませんでした。
友人からは「串団子を好き過ぎて、願望が夢を見させたんじゃないの?」と言われました。
これをきっかけに、己の串団子への強い情念を意識するようになりました。
そう意識してからは、私はスーパーのオヤツコーナーで足を止めるのは、串団子の前であることが多いことに気付きました。

近所での買い物のついでに、ネットで見つけた団子屋へ。
が、シャッターが下りていて張り紙が一枚。
職人が病気のため、今日は休むと書いてありました。
1人で作っているということなんでしょうかね。
残念と思いながらしばしその張り紙を眺めていると、私の横に60代ぐらいの女性が。
張り紙を見えると「またか」と呟いて去って行きました。
どうやら突然の休業はしばしばあるみたい。
今度は自転車に乗った70代ぐらいの男性が私の隣に。
張り紙を見ると「参った参った」と言ってから走り去りました。
地元で愛されていて、でもしばしば休業してしまう・・・そんなお店の模様。

30年ぐらい前のこと。
お気に入りの手焼きせんべい店がありました。
昔懐かしい素朴な味で、その街に行った時には必ず店に寄るのですが、臨時休業の日にぶつかる確率が高かった。
高齢の男性が焼き、高齢の女性が接客担当というスタイルだったので、ご夫婦と推察。
どちらかの体調不良で店を休業していたのか、別の理由だったのかは不明です。
このような状態だったので、たまに店が開いていると嬉しくなって、まとめ買いをしたものでした。

本当に欲しいもの、食べたいものなら、私は待つ。
待てる。
ということで、件の団子屋も臨時休業が多い店のようなので、こちらも覚悟して、足繁く通おうと決意。
手土産に相応しいかどうかは、わかりませんが、まずは実食の機会を逃さないようにしようと思います。

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