AIソムリエが

  • 2022年10月13日

AIソムリエが登場したという。
商業施設館内に設置したタブレットで、なりたい気分や好みの味わいを選ぶと、その人に合った日本酒の銘柄を提案してくれるらしい。

そんな時代になったんですね。
でもそれ、却って難しことになってないかなぁと思う。

なりたい気分を聞かれて即答出来ます?
新聞記事には詳細が書かれていなかったので、あくまでも私の推測ですが、選択肢がいくつか表示されて、その中から選んでいくというスタイルなのでは。
こういう時の選択肢に「暗い気持ちになりたい」といったものが用意されているとは考え難いので、「楽しい気分になりたい」とか、「幸せな気分になりたい」「ほっこりしたい」なんてあたりでしょうか。

こうした中から1つを選ぶって、私は結構大変。
迷ってしまう。
まぁ、頑張って1つを選んだとしましょう。
その次には味わいも選ぶことになるのでは?
「甘い」「辛い」などの選択肢の中から選ぶのでしょうか。
もう、これ、自分で考えて選んでいて、AIの力を全然借りている気がしないんですけど。

以前、AIがあなたにぴったりの眼鏡を提案しますというものに、挑戦したことがあります。
ここでも色々な設問が出されるので、それらに答えていきました。
用途は「ビジネス」か「プライベート」かぐらいなら即答出来ますが、なりたいイメージを聞かれても、すぐには答えられない。
「格好いい」「仕事が出来る」「優しい」「親しみやすい」「お洒落」などの選択肢から選べという。
困るよ、私は。
更にフレームの色も聞かれる。
もう自分で相当絞り込んでいて、AIから手伝って貰っている感がない。

苦労して、なんとかすべての設問に答えると、AIから10種類ほどの提案が。
「この中から選ぶのは私かいっ」と大声を上げた経験があります。
最終提案の数が多過ぎる。
難しい設問で私を苦しませたのだから、そっちは渾身で選んだモデル1つを提案してくれ。
なりたいイメージを変えて再検索してみたら、前に提案されたモデルと、同じものがいくつもありました。
時間を掛けて真剣に考えたなりたいイメージも、それほど重要な情報ではなかったと知る。

AIの皆さんへの要望。
なりたい気分を聞かないで。
それ、難しいから。
それから提案するなら複数はやめて。
1つか、せめて2つぐらいにして。

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