姿見を
- 2022年10月31日
ネット通販でロングコートを買いました。
届いたコートを早速羽織ってみる。
と、ここで我が家に姿見がないことに気付き「あぁ」と後悔の声が出る。
引越しをした時に姿見を処分してしまったのです。
そもそもその姿見は、着物を着るために必要だと思って購入しました。
これで簡単に一人で着られると謳ったDVDを買い、それを見ながら着付けを練習した時期がありました。
自分の状態を確認するために買ったのです。
が、一人で着られなかった。
気が付けば、近所の着付けして貰える店を探すように。
やがて着物そのものへの興味もだだ減りし、姿見は邪魔者に。
そして姿見の存在は忘却の彼方へ。
引越しの準備として、処分して貰うリストを作成している時、姿見を発見して驚いたぐらいでした。
引越しの際に着物も、それを収納していた桐のケースも処分。
同時に姿見も処分。
もう着物は着ないし、問題なしと思っていたのです。
しかしネットで買った服の丈感を見るには、姿見があれば便利でした。
でも一度捨てたのに、また買うって、なんか口惜しい。
どうする、私。
そうだ、スマホで自撮りして、その写真でチェックすればいいのかと気付く。
で、スマホを設置して、全身が映るかどうかをチェック。
すると結構距離を取らないと、全身は映らないと知る。
シャッターボタンを押して3秒以内に、その距離まで移動出来そうに思えないのですが、ひとまずトライ。
シャッターボタンを押して移動を始めたら、背後でカシャと音が。
全然間に合わない。
次にシャッターボタンを押して、早足で目的地点に移動。
くるりと身体を回している途中でカシャ。
生半可な気持ちでは全身を映せないと思い知る。
今度はシャッターボタンを押して、小走りで移動。
猛スピードで身体を回し切ったところでカシャ。
やっと撮れた。
撮った写真を見てみたら・・・身体は正面を向いているものの、裾はまだ動いている途中だったため波打っていて、肝心の丈感がわからない。
3秒って、短くない?
私がトロいのか?
スマホを弄ってみましたが、シャッターが下りるまでの秒数を変えるやり方がわからない。
ドタバタとスマホと目標地点の間を何往復もして、やっと丈感がわかるショットを撮影。
姿見って必要でした。