サッカーワールドカップ
- 2022年11月07日
サッカーワールドカップ、カタール大会に臨む選手が発表されましたね。
発表前から予想して盛り上がっているファンもいたようですし、メディアでも解説者たちが、独自の視点で予想していました。
で、私は、というと・・・毎度予想はしません。
それよりも選ばれなかった選手に、インタビューなんてしないでねと、すでに選に漏れた選手のことを考えてしまう。
選ばれなくても劣っているということではなく、あくまでも監督が考える戦い方に、フィットしなかっただけ。
選に漏れた選手たちには、そう思って欲しい。
だから「今のお気持ちは?」なんて聞かないで、そっとしておいてあげて欲しいのです。
なんて、勝手に心情を推測していますが、選手たちはもっとタフでしょうか。
日頃から選んで貰えず、ピッチに立てない経験を何度も経験しているはず。
選ばれなくても腐らずに練習を続けて、コンディションを保ち、出場の機会を得られた時には、精一杯のパフォーマンスを披露して、次の試合にも出して貰えるようにアピールしなくてはいけない。
選手たちはそんな過酷な毎日を過ごしています。
だからメンタルもタフかも。
私の心配なんて不要で、もう次のことに目を向けているかもしれませんね。
友人A子の娘さんがバスケットボールの選手でした。
高校生の時に好成績を収めて実業団に入団。
A子は娘の晴れ舞台を見るべく試合会場へ。
残念ながらベンチスタート。
そりゃそうよね、まだ入団したばかりだもの。
と、母親は思う。
その日、出場機会はなく試合終了。
まだこれからとA子は思う。
が、結局そのシーズンは一度も出場せずに終了。
来シーズンはきっとと、A子は思う。
その何万倍もA子の娘さんは思っていたでしょうが。
そして始まった2年目のシーズン。
やはりベンチにいる。
出場させて貰えない。
A子は「大変申し訳ないが誰か怪我して貰えませんか」と願っていたという。
怪我人が出れば、自分の娘に出番が回ってくるのではと考えた模様。
そこまで母親も追い詰められていた。
3年目になってようやく出場するように。
でも途中で交代させられたりして、レギュラーに定着出来ず。
来シーズンこそと思っていたはずですが、戦力外通告を受けてしまいます。
選手としての契約は更新出来ないが、母体の会社で会社員として働くことは出来るという。
厳しい世界ですね。
娘さんは一週間泣き明かし、そこの会社員として働くことを選択。
大変です、スポーツ選手は。
現在の彼女は一児の母となり、幸せに暮らしているようです。
努力しても報われないこともある。
どっちかというと報われることの方が少ない。
それでも生きていく。
その先に別の喜びがあると信じて。