新刊発売まで3日
- 2022年11月21日
小説の新刊発売まであと3日となりました。
タイトルは「息をつめて」です。
発売日は11月24日ですが、地域によって入手出来る日は前後します。
いつ入手出来るかはっきりと知りたいという方は、お近くの書店の店員さんに確認してみてください。
6月に発売された「残された人が編む物語」を未読の方は、併せてのお買い求めもご検討くださいね。
ネタバレに注意をしながら、内容についてちらっとお話をすると・・・主人公の麻里は仕事を転々とします。
これには訳がありますが、ここでは言えない。
街で求人募集の張り紙を見つけると、出鱈目の履歴書を書いて応募します。
採用されると麻里は真面目に仕事をします。
だからどこの職場でも、彼女の仕事ぶりは評価されます。
同僚がサボっていても、麻里は自分の仕事を黙々とこなし、目立たないように注意して生きています。
真面目に仕事をして評価もされる彼女が、仕事を転々とするには理由があるのですが、それはここでは書けないので、是非本を読んでください。
と、細心の注意を払って、どこまで語り、どこからは語らないといった線引きをしていても、どこかの誰かが粗筋を書いて、ネットやSNSなどにアップしてしまうのでしょう。
「書かないで」と言うことは出来ないので、「せめて書く時はネタバレしないようにして」とお願いしたい。
読み進める中で驚いたり、登場人物に心を添わせたりしていくのが、読書の楽しみなので、それを未読の人から奪わないでください・・・と思っています。
仕事を転々といえば、友人A子はこれまでいくつもの仕事をしてきました。
本人もその数を覚えてないほど、たくさんの仕事を経験してきた。
そんなA子が、また応募しようと履歴書を買ったという。
が、職歴の欄が小さ過ぎて、どう端折ったらいいか途方に暮れたそうです。
職歴だけ別紙参照として、リストを付けるべきか。
でもそんな人は雇って貰えないような気がするので、既製品の履歴書になんとか収めたいが、到底収まらない。
散々迷った挙句、(中略)として、初めての仕事と、最近の仕事だけを書いたとか。
その(中略)の中にこそ、A子の人生が詰まっているように感じるので、私が面接官なら、あれこれ聞きたくなるところですが、実際の面接官は70代ぐらいの男性だったそうで、「色々ありますよねぇ」のひと言でスルーしてくれたそうです。
お・と・な。