自動食器洗浄機
- 2023年05月08日
自動食器洗浄機の広告に目が留まりました。
とてもコンパクトな感じ。
我が家の狭いキッチンにも置けそうな気がします。
値段をチェックすると買えない額ではない。
心が動く。
しかしながら珍しく早い段階で正気に返る。
その自動食器洗浄機で一度に洗える食器の数を調べてみると・・・予想よりかなり少ない。
本体を小さくすれば、一度に洗える食器が少なくなるのは物の道理。
だからメーカーが悪いのではない。
じっくり考えてみる。
食事の後片付けでなにが大変かといえば、フライパンや魚焼きグリルを洗うこと。
こうした大物を洗うことに比べたら、食器や箸などを洗うのはしんどくない。
このコンパクトな自動食器洗浄機を買ったとしても、これに任せられるのは何個かの食器だけ。
フライパンや魚焼きグリルなどの大物は、自分で洗うことに。
大変なのはこっちなのに。
だったら買う必要なしと判断しました。
数日後のこと。
ネットショップで日用品の買い物をしていたら、あなたにお勧めという品の画像が、ドーンと出て来た。
擦らずに風呂掃除が出来ると謳う洗剤です。
あー、これね。
広告で目にする度に、画期的な品が出て来たと感心していました。
が、トライしてこなかった。
それは肌が弱い私には無理そうだと思っていたから。
洗剤をちゃんと洗い流せば問題ないのでしょうが、私は一生懸命やっても、完璧とは程遠い出来にしか到達できない人間。
恐らく洗い残す。
そうなった時にその画期的な洗剤は、これまでのものより強力そうで、肌への刺激が強くて、湿疹なんぞが出来そうといったストーリーを、勝手に描いていたのです。
まぁ、でも風呂掃除を楽にしたい気持ちはあるので、いっちょ買ってみるかと<カートに入れる>ボタンを押そうとする。
が、寸でのところで手が止まる。
こんな風にその場の勢いで洗剤を買ったものの、数回使っただけで使用を止めた品が、洗面所の棚に山ほどある。
もっと商品について知識を得てからにしようと決める。
メーカーのHPをじっくり読んでみる。
溶剤をスプレーでバスタブの内側に噴射して、時間を置いてから、シャワーで洗い流すだけでいいと書いてある。
その中にいるイラストの女性は、とても幸せそうな顔をしている。
私もこんな風に幸せになれるなら、安い買い物だと思えてくる。
が、しばらくして気付く。
なぜバスタブのことしか書かれていないのか。
風呂掃除で大変なのは身体を洗う場所の床や壁、椅子とか排水口といったところ。
そっちもスプレーを吹きかけた後に、洗い流せばいいんですよねと、メーカーに確認したくなる。
もう一度説明文を頭から読んでみるも、バスタブの掃除の仕方しか書いてない。
もしや?
画面をスクロールして一番下の、とても小さな字で書かれた注意書きの欄を読んでみる。
すると身体を洗う場所は皮脂汚れだけでなく、石鹸などの物質があるので、擦り洗いしてくれと書いてあった。
おっと。
大変なのはこっちなのに。
新しい機能付きのものを買う際には、それが本当に大変なことを解決してくれるのか、そことは違う箇所を解決するものなのか、よくよく見極めなくてはと思いました。