家にいるのに
- 2023年10月19日
宅配便ドライバーの不足問題が指摘されている昨今。
なるべく配達員さんに負担を掛けないよう、不在の時には宅配BOXでと指定するようにしています。
が、在宅なのに受け取れないことが、最近多くなっています。
インターフォンが鳴ると、外と会話が出来るモニターの前まで歩き、そこでマンションの1階にあるドアの開錠ボタンを押す・・・という流れなのですが、モニターに辿り着く前に、配達員さんがインターフォンのスイッチを切ってしまうのです。
真っ黒なモニターを見つめ「間に合わなかったか」と呟く機会が増えています。
これは配達員さんが不在だと判断するまでの時間が、短くなっているからだと思うのですが、そう感じているのは私だけでしょうか。
モニターの前に常にスタンバっている訳ではないので、インターフォンが鳴った時に、部屋のどこにいるかが問題。
大抵パソコンの前に座っているのですが、ブーツ型の湯たんぽを履いているので、立ち上がり、そこからすぽっと両足を引き抜く必要があります。
すぽっと抜ければいいのですが、ここでもたもたしてしまうと、時間が掛かってしまい、配達員さんにインターフォンのスイッチを切られてしまうのです。
配達員さんは忙しいのでしょう。
それはとてもよく分かる。
でももう少しだけ、ほんのちょっとだけ待って欲しい。
私は家にいるのだから。
寝室にいる時にインターフォンが鳴ると、もう大変。
小さな小さな我が家ながら、寝室とモニターは距離がある。
聞こえた瞬間、はっとして猛ダッシュ。
廊下をドタバタと走り、モニターへまっしぐら。
が、80%程度の確率で間に合わない。
間に合わなかった悔しさを胸に、ぜえぜえと肩で息をしながら寝室に戻る私の背中には、きっと悲哀が滲んでいるはず。
そして思う。
年を重ねていく私は、これまで以上にモニター前に辿り着くまでの時間が、掛かるようになるでしょう。
配達員さんが今以上に待つようになるとは思えないので、在宅なのに受け取れない確率は、どんどん上がってしまう。
重い荷物を宅配BOXから自分の部屋まで運ぶのも、難儀になっていくでしょう。
そうなれば手渡しを指定することに。
そこで配達員さんが現在のように短時間で不在と判断してしまうと、再配達になってしまう。
大変です。
これ、どちらにとってもいいことなし。
不在と判断するまでの時間を、もう少し長めにして貰えないでしょうか。