ストライキ

  • 2023年11月02日

ストライキのニュースを耳にしました。
それは海外の工場で行われたストライキの話でしたが、少し前には日本のデパートで行われたことが、話題になっていましたね。

その情報を紹介していたニュース番組では、街頭インタビューで若い人に質問をしていました。
デパートのストについてどう思うかと問われ、20代らしき男性が「そういうのが日本でもあるんですね。びっくりしました」とコメントしていました。
若い人にとっては、あまり馴染みがないものになっていたのかもしれませんね。

昔々、私が中学生、高校生の頃には、鉄道会社はよくストをしていました。
通っていたのが私立の学校で、生徒たちの家は広範囲に。
そしてスマホなんてない時代。
いつの段階で休校にするか否かの判断をし、またそれをどう告知するかに、学校は腐心していた模様。

そこで学校が打ち出したのが、朝7時のNHKのニュースでJRがストをしていると報じられたら、休校にするという方針。

当日の朝、ドキドキしながらニュースをチェック。
JRがストを決行というニュースが流れると、ガッツポーズ。
二度寝するために自室に。

昼頃に起きてニュースをチェック。
労使間で折り合いがつきストが終了したという情報に触れると、がっかりしたものです。

OLをしていた頃、会社の組合員でした。
高い志をもって入会したのではなく、平社員は全員が入らなくてはいけない制度になっていたので、気が付いたら組合員になっていたという状況。
この組合が弱かった。

会社が傾きかけた時、ボーナスが現物支給になるとの発表が。
昼の休憩時間に組合員が緊急招集されました。
今日は荒れるだろうなと思いながらの参加。
家のローンや買い物など、ボーナス時に多く支払う設定にしている人もいたため、皆、憤慨しているだろうと思ったのです。

組合の役員たちが言いました。
会社あっての我々なのだから、ここでゴネても会社に金はないからどうせ出ない。
それよりは一致団結してこの苦境を乗り越えようと。

おいおい。
お前の立ち位置はどこなんだよと、ツッコミたいところ。
罵声が飛び交い、紛糾する・・・と思っていたのに、組合員たちはただうな垂れるのみ。
静かに散会となりました。
うちの組合は弱すぎると思ったのでした。

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