涙活
- 2024年05月30日
涙活(るいかつ)イベントの記事を読みました。
涙活とは感動する話の朗読や動画を皆で見て、泣こうというもの。
泣くとストレス解消になるそうなので、泣きたい人、ストレスをゼロにしたい人たちが集まってくるのでしょうか。
あなたは最近いつ、泣きましたか?
それはなにが原因ですか?
私はといえば・・・しょっちゅう泣いています。
スポーツ中継を観て泣くし、映画を観て泣きます。
実は執筆中にも泣きます。
哀しいシーンを書いていると、自然と涙が零れてくるのです。
自分の頭の中で作り出した世界の話なのに、なんで泣くんだよと言われることもあります。
ご指摘の通りとも思いますが、涙が出ちゃうんだからしょうがない。
ただ泣き過ぎてしまうような時は、あまりよろしくない。
感情が先走っている状態だから。
心と頭がきっちりと分かれている状態が理想です。
ポロポロと涙を零しながらも、頭は冷静でキーボードをパチパチと叩ける。
こういった状態だと、物語はスムーズに進んでいけます。
以前、テレビ番組で歌手が哀しい歌を歌いながら泣いているのを見たことがあります。
泣いているのに音程は全くブレず、声もしっかり出ていました。
それを見た時、プロだなぁと思いました。
恐らくこの時の歌手も、心と頭を分離出来ている状態だったのではないでしょうか。
泣くポイントは人それぞれ。
私が泣きながら書いた箇所を、読者も泣いて読むとは限らない。
編集者に原稿を読んで貰い、まずは感想を聞くといった時があります。
「いやぁ、泣いちゃいましたよ」と編集者が言うので、「どこで?」と尋ねると、ここでという箇所が、私の想像とは違う場所だったりします。
「そこで?」と私が驚いた顔をすると、編集者は泣いた理由を分析し、解釈して説明してくれます。
その度に、泣くポイントは人それぞれなのだなと思うのでした。