レジ
- 2024年06月24日
スーパーなどのレジ担当者が、椅子に座って接客をする試みが、始まったというニュースに触れました。
おお。
ようやく日本でも。
昔、海外のスーパーで、レジ担当者が座っているのを見た時には「映画で見るやつだ」と、ちょっと感動したことを覚えています。
レジ担当スタッフが座って作業をするの、大賛成。
ずっと立っているの大変過ぎですし、立っている必要なし。
昔々、販売スタッフとして、ハイヒールで一日中立って働いていましたが、しんどかったのなんのって。
22、23歳で若かった頃の話ですが、それでも辛かったです。
以前、ドイツの片田舎のスーパーに行った時のこと。
女性スタッフは座っていました。
そして商品を籠から出してくれない。
客である私が籠から出して、カウンターに並べる必要がありました。
私がカウンターに置くやいなや、スタッフがバーコードを読み取ります。
ベテランさんなのか結構手早い。
こっちの品出しが遅いもんだから、スタッフが待つ状態に。
私の手際の悪さを見て取ったスタッフは、空いた時間を有効活用しようとしたのか、ポニーテールを結い直したりしていました。
すべての商品のバーコードを読み取り終えたスタッフから、金額を告げられました。
私は小銭の区別が分かっていないぼんくらだったため、財布にあった小銭をすべて掌に載せて、スタッフに見せるという作戦を実行。
言葉は通じなくても私の考えは伝わったようで、スタッフは私の掌にある小銭たちの中から、必要なものを選び出してくれました。
会計をなんとか無事に済ませて、ほっとしたいところですが、そんな悠長なことは言っていられません。
なにせ、カウンターの端に山積みになっている私が買った物を、自分のバッグの中に入れるというミッションが、控えているのですから。
私の後にレジをしている人の品が、どんどん置かれていくので、さっさと自分の分をバッグに入れていかないといけない。
日本のように専用カウンターがないので、ドン臭いやつが一人いると、レジカウンターで渋滞になってしまうのです。
このようにところ変われば流儀も変わりますが、どこの国でもレジスタッフは座っていて問題なし。
そういえば、そこのスーパーは出入り口に回転バーが付いていて、それを押し下げないと出入り出来なくなっていました。
その回転バーはしっかりした作りの本格的なもので、バーを下げようとしたのですが、びくともしませんでした。
入店時にはどこかで見ている誰かが許可した人でないと、バーが下りないのかと、まごついてしまいました。
結局それは私の筋力の問題で、奥歯を噛み締めて渾身の力で下げたら動いてくれました。
開放的であることが多い日本のスーパーとは、出入り口からして違っていました。
あれは、なにを拒むためのバーだったのか・・・未だに謎です。