真夏の午後2時過ぎ

  • 2024年08月12日

先日、所用で若者の街、下北沢へ。
真夏の午後2時過ぎ。
うだるような暑さ。

なのに、大勢の若者たちがブラブラしていて、ウインドウショッピングをしている。
なんで?
暑くないの?
若さは灼熱の太陽光線も跳ね返すのでしょうか。
彼らの若さも私には眩しかったです。

それより遡ること1週間。
A街に所用で行きました。
そこも下北沢のように個人商店が多い街。
ただし下北沢に比べると、買い物客の年齢層は高い。

だからでしょうか。
午後2時のA街は閑散としていました。
暑さが身体に堪えるお年頃の客たちは、出歩かないのかも。

店は開いてはいるけれど、息を止めているような感じ。
ショーウインドーにはセールと書かれた大量のポップが貼られていて、客を呼び込もうとしているのしょうが、それは大分前から貼られているせいで、端が切れたりしていて、活気よりもワビサビを醸し出していました。
場所によって夏場の佇まいは違いますね。

A街で待ち合わせの時間より早く着いた私は、辺りをキョロキョロ。
銀行があったので、ソファで涼ませて貰おうと考えて店内へ。

すると女性職員が真っ直ぐ近づいて来て「いらっしゃいませ。今日はどういったご用件でしょうか?」と聞いてくる。

涼みたくてとは言えなくて、「えっと、いえ、あの、別に」とゴニョゴニョと呟いて、回れ右をして銀行を出ました。
かなり怪しい人と思われたでしょうか。

セルフ式のコーヒー店を探しましたが、残念ながらない。
結局、酷暑の中で、改札口の前で知人を待ち続けました。
そこそこ大きな街なのに、駅前にコーヒー店がないなんて。

鷹野亮子ならこの駅前に出店するだろうか・・・と考えました。
鷹野亮子とは、小説「終活の準備はお済みですか?」の登場人物のこと。
コーヒーチェーン店で働いています。
ライバル店にこっそり入って、売上を予想したりするのも仕事のうち。
亮子の目にこのA街はどんな風に映るのだろう。
そんなことを思いました。

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