マイルール

  • 2024年11月18日

決めていることがあります。
ネットショップで欲しい物を見つけても、その日は買わないというルールです。

これまでたくさんの衝動買いをし、たくさんの失敗をしてきた身。
素敵。欲しい。買う。
この「素敵」から「買う」までに時間を掛けるのが大事だと、ようやく思えるようになったのです。

昨日、ネットショップでグレーのスカートを発見。
家で洗えるし、ウエストの後ろはゴムになっているという。
これこれ、こういうのを探していたのよ。
しかも半額になっている。

ポチりたい。
人差し指が疼く。
いやいや。
決めたじゃないか。
見つけたその日には買わないと。
そう自分に言い聞かせて、なんとか買うのを我慢する。

翌日。
メールをする必要も、書類を送付する必要もあったのですが、まずはスカートを買わなくてはと、いの一番でネットショップにアクセス。

そして今一度サイズなどを確認する。
念のためメジャーでヒップサイズを計測して、大丈夫だと確信してから購入手続きに。

カード番号を入力して、もっていたポイントを使って更に安くして貰って・・・と、手続きを粛々と進めていく。
すべての手続きを終えて、最後の購入ボタンを押す。

待つこと数秒。
画面が切り替わり、こちらの商品は完売したとのメッセージが出現。
はぁ?
ちょっと待ってよ。
ついさっきまで在庫ありだったのに。
どこかの誰かが私よりほんの少し先に、ぽちったってこと?
メジャーで計測していなければ私が勝てた?
カード番号の入力でもたついている間に、抜きされたとか?

胸に湧き起こる感情は・・・無念さ。
そしてがっかり。
私の脳内ではすでに、コーディネートの柱として活躍する姿が浮かんでいたのに。
何故昨日買っておかなかったのか。
本能のままに行動していれば。
その日には買わないなんて誰が決めた。
私か。

新刊「地獄の底で見たものは」に登場する由美は、長く専業主婦をしてきました。
色々あって働かなくてはいけないことに。
コールセンターで働き出し、自ら稼いだお金で服を買うようになります。
それを同僚に褒められると、ちょっと嬉しくなるし、誇らしくもなる。
娘からオシャレになったと言われて、満更でもない。
少しずつ自立していく由美の姿が描かれている小説です。

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