テーマを
- 2024年12月26日
毎年、年の初めに、その1年間のテーマを決めます。
目標ではありません。
目標を立ててしまうと、そうはならなかった時にがっかりしてしまうから。
また目標を達成するために、不本意なことをしてしまったりするから。
あくまでも掲げるのはテーマ。
だから「笑顔でいよう」とか、「体調の変化に注意しよう」とか、そんな程度のものです。
今年は「執筆を楽しもう」がテーマでした。
手帳に記して時折眺めました。
私は「楽しい」と「辛い」を同時に感じながら書いています。
交互ではなく、同時。
マッサージを受けている時と一緒。
施術中は「痛い」と「気持ちいい」を同時に感じますよね。
あんな感じで「楽しい」と「辛い」を同時に受け止めるのが、私の執筆です。
「辛い」をなくすことは出来ないでしょうが、「楽しい」を強く意識して書きたいと思い、今年のテーマにしました。
振り返ってみると・・・昨年までよりは、少しだけ「楽しい」を強く意識出来たような気が、しないでもない。
こんな程度。
ま、良しとしますかね。
作家デビューして21年。
この間、執筆スタイルは変化してきました。
当初「キャラクターに一任」スタイルでした。
次にキャラクターがなにを言い、どう行動するのか、書いている私にも分からないといった状態での執筆。
私にはコントロール出来ないので、キャラクターに聞いてくれと、責任転嫁していたことさえありました。
その後、自分の脚本通りに進むよう、キャラクターたちに演技指導を行うようなスタイルに。
私は厳しく演出を行う監督のような立ち位置でした。
最近はある程度筋書きを用意しておき、キャラクターたちと相談しながら、カメラワークや衣装などを決めていくといった、共同作業型になりました。
今年はキャラクターたちと、話し合う時間を増やせたような気がするので、その分「楽しい」も増えたように感じているっぽいです。
さてさて、来年の執筆スタイルはどうなるでしょうか。
変化するのか、それとも現在のスタイルを突き進めていくのか。
変化も進化も楽しんでいきたい。
そう思っています。