必死で答えを探す
- 2025年01月30日
FPから聞かれました。
「なにをしている時が幸せですか?」と。
ムムム。
なんだろう。
しばし考える。
即答出来ないって問題だよなぁと思いながら、必死で答えを探す。
でもなにも浮かばない。
私がなかなか答えないのでしびれを切らしたのか、FPは「それじゃ、宿題ということで」と言い、その場を締めました。
それから事あるごとに、幸せを感じる時はいつだろうと考えていました。
それから1週間後、小説の原稿を書き終えました。
執筆中は土日も関係なくずっと書き続けるので、1つ小説を書き終えた時には、少しの間休みを取るようにしています。
この休み期間中になにをするかというと、読書。
この時もさてさてと呟きながら、積んでいた未読本に手を伸ばし掛けて、はっとする。
ワクワクしていることに気付いたのです。
これか。
なにをしている時が幸せかといえば、本を読んでいる時だったと、ようやく気が付いた瞬間でした。
あまりに日常的な行為だったので、幸せ中などと意識することなく読書していましたが、FPからの問いに対する答えはこれでした。
そう分かってみれば思い当たる節が。
新刊を出した時、自分を祝ってあげたい気持ちになります。
どうやって祝えばいいのか検討した結果、ちょっと高額な品を買うことに。
新刊が出る度に、服やらアクセサリーやらを買っていました。
昔は。
やがて高額な品を手に入れても、あまり気持ちが上がっていないことに気付きました。
自分を祝いたいなら、楽しい所に行くなどの体験型の方がいいような。
楽しい所ってどこだろう・・・と、考えたら、書店でした。
思い起こせば小学生の頃から、行って楽しい場所は書店でした。
残念ながら今、私が住む家の近くに書店はないので、電車に乗り2つ隣の駅へ。
駅前にある書店の中をウロウロ。
楽しい。
ウキウキしながら店内を回遊し何冊か購入。
そして近くのカフェで一服。
買ったばかりの本を開き読み始める。
これぞ至福の時。
自分への最高のご褒美はこれでした。