社長の背中

  • 2025年06月19日

先週発売になった文庫「残された人が編む物語」をご紹介。
今日はこの本に収載された小説の中から「社長の背中」をピックアップ。

川田剛は以前勤めていた会社の社長、矢作鈴子に連絡を取ろうとします。
携帯に電話をしますが、現在使われていないとのアナウンスが。

昔借りた金を返すために、鈴子にコンタクトを取りたい剛は、新しい連絡先を調べることに。
かつての知り合いを辿ります。
しかし鈴子の連絡先を知っている人物を見つけられない。

素人での調査に限界を感じた剛は、行方不明者捜索協会に依頼。
担当の西山と鈴子の行方を追います。

そうした結果、剛が知ったのは・・・。
後悔と感謝と寂しさ。
様々な思いが剛の胸に溢れます。

最後に剛は一つの選択をします。
それがどういったものなのかは、是非本書でご確認ください。

鈴子は靴が好き。
ということで、小説内には靴にまつわるエピソードがいくつか入っています。

私も靴が好き。
好きが高じて靴のメーカーで働くことにしたほど。
好きなせいか、小説の中に靴がちょいちょい出てきます。

20年ぐらい前に発表した「ボーイズ・ビー」という小説内にも、靴職人のジジイが登場していますし。
そういえば、小説「嫌な女」の中にも靴にまつわるシーンがありましたっけ。

かつては7センチヒールの靴を履き、平気で歩き回っていましたが、さすがにもうそれは無理。
今はヒールのない、ぺったんこの靴を履いています。

たまたまネットで見つけた一足がとても足に合うので、その色違いを7色買い揃えました。
自分の足にぴったりの靴とはなかなか出合えないので、運良く見つけた時には、大人買いをするようにしています。

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