昔の写真
- 2025年06月23日
実家を片付けていた時のこと。
母親の若い頃の写真を発見。
写真の中の母親はとてもファッショナブル。
ちょっと驚きました。
手先が器用な人だったので、自分で作ったのかもしれません。
今でも充分オシャレな服を着て、サングラスなんかしちゃっている。
そういえば、晩年、デイサービスに行くための服を、これにしようか、あれにしようかと時間を掛けて選んでいましたっけ。
母親はファッションが好きだったようです。
文庫「残された人が編む物語」には「幼き日の母」という小説が収められています。
西山静香は自分の幼少時のことを鮮明に覚えています。
母親がどういう服を着ていたかといったことを。
また服をどこから調達していたかも。
それが周囲からどんな風に見られていたかも。
やがて忘れていた記憶も思い出していきます。
そうした記憶の中の自分を振り返り、静香がどんな心境に達するのか。
それを見届けて頂きたい小説です。
実家の片付けをしていた私は、自分の昔の写真も見つけました。
当たり前なのですが「若い」。
顔も身体も真ん丸でパンパン。
いくら10代だからといって、そんな短いスカートをはいて太い足を見せなくても良かっただろうにと、今になって猛反省。
サラサラな髪の写真を見た時には・・・そうか、この頃の私はこんな髪質だったのかと遠い目に。
ストレートヘアもやがて年を重ねてうねり捲り、ペヤングソース焼きそばの麺ぐらいに縮れることなど、当時はまったく想像していませんでした。
時はいろんなものを変える。
でも変わらないこともある。
人の歴史って面白いですね。