様々なカップルが

  • 2025年10月13日

10月8日に発売になった文庫版「結婚させる家」の中には、様々なカップルが登場します。
その中の1組のカップルをご紹介。

結婚情報サービス会社に入会した田坂直樹は、53歳のバツイチ。
相談員の桐生恭子に、相手に望む条件を語ります。
子どもが欲しいので、出産が可能な30代までの人を紹介して欲しいと。

恭子は直樹の目を覚まさせようと言います。
「育児ってものを甘く考えている。生まれたら終わりじゃなくて、そこから始まる。あなたが60歳の時に、子どもはいくつになっているのか、計算出来ているのか」と。

だが直樹の気持ちは揺るがない。

そこで恭子は一計を巡らし会話の練習になるからと、会員同士が気軽に出会えるパーティーに、参加するよう勧めます。
そうして直樹をパーティーに参加させることに成功。

当初、直樹は氷鬼をしているのかと思うほど、会場で直立不動の状態でしたが、恭子があれこれ世話を焼き、女性会員との会話にチャレンジ。

女性との会話に慣れていくうちに、関本梢といい感じに。

恭子は2人の交際を前に進めようとしますが、直樹は二の足を踏む。
梢が52歳だから。
カリスマ相談員の恭子をもってしても、直樹の結婚相手に望む条件を変えることが出来ません。

そこで恭子は、豪邸で1週間生活を共にするというプレ夫婦生活企画への参加を促します。

直樹と梢はこの企画に参加することに決めたのですが・・・。
2人がどうなっていくのかは、本書でご確認ください。


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