掃除

  • 2025年12月04日

12月に入ると一気に増えるのが、掃除業者のチラシ広告。
レンジフードや風呂場などの掃除をプロに任せて、すっきりとした気分で新年を迎えてくれといったものや、部屋を丸ごと掃除しますといったものなど色々。

日本では年末になると掃除をしろという圧が、一気に強くなります。
海外でもそうですか?

私が嫌だったのは職場の大掃除。
社会人になってから、いくつかの職場でこれを体験しました。

まず、年内最後の営業日に、皆で掃除をするらしいという噂を耳にします。
各個人のデスク周りではなく、共有場所の掃除を皆でするというのです。
何時から、どういった割り当てで行われるのか、具体的な情報を得られないまま当日を迎えます。

終業時間の2時間前ぐらいになって、突然誰かが掃除を始めます。
それに呼応するかのように、掃除を始める人が徐々に増えていく。

皆、思い付いたところを勝手に掃除するので「そのコピー機、さっき別の人が掃除してましたよ」と指摘されるケースも頻発。
きちんと割り当てされた上で、やっているわけではないので、同じ場所を掃除する被りが発生するのです。

この日のために事前に、掃除用品を用意してくれる人もいないため、本気で行おうとしても肝心の洗剤がなく、水拭きが主流に。

中には共有場所の掃除のはずなのに、自分のデスクの整理をする人もいるし、締め切りに間に合わないのか、掃除するフリすらせずに自分の仕事をする人も。

なんて効率の悪い掃除なんだろうとの思いを胸に秘めたまま終業時間を迎え「よいお年を~」と言い合いながら家路に。

これを毎年繰り返していました。
職場が変わっても、同じことが繰り返されていました。

このような大掃除では、全体として綺麗にはなっていない。
本気で共有場所を掃除したいなら、リーダーを決めればいい。
そしてリーダーが開始時間を決め、各自に担当エリアを割り当て、そこの掃除を任せる。
掃除が終わればリーダーに報告する。
こうすれば洩らさずに、ダブらずに、効率よく、短時間で掃除完了となると思うのですが、私が働いた職場はどこも、大掃除のリーダーを決めることさえ出来なかった。
このぐだぐだ感が嫌で、職場の大掃除が苦手でした。

恋活イベント

  • 2025年12月01日

新聞記事によると、夜間の美術館や博物館で開かれる恋活イベントが人気らしい。
なんと、一般的な恋活イベントの2.5倍ものカップル成立数を誇るという。
おおっ。
何故にこのような数字が?

夜の美術館に集まった男女が、一対一で数十分館内を鑑賞して進み、決められた時間になると、相手を変えて別のエリアへ。
このようにして約2時間半の間に、参加した異性全員と話す仕組みになっているとのこと。
よく出来たイベントですね。

以前取材した婚活会社のイベントでは、広めの会場に女性たちが円を描くように座っていて、それぞれの向かいに男性陣が座るスタイル。

15分経つと、男性たちは一つ左隣の女性の前にずれて座る。
これを繰り返します。

こんにちはと挨拶し、名前を確認し合い、年齢や仕事の話を互いにしていきますが、趣味の話にまで辿り着けたとしても、ざっくりとした情報しか入手出来ず、どういった人物なのかということまではなかなか。

その点、展示作品を見ながらであれば、感想を言い合うことになり、そこではその人の感性だけでなく、考え方なども窺るでしょうから、より深く知ることが出来そう。
このイベントを発案した人、天才。

同じ日の新聞に共働き夫婦の休日の家事時間は、妻が夫の2倍だとの別の記事が。
この現実が辛いっす。

また休日の夫婦での会話の平均時間が、20年前より20分減少したともありました。
このデータは20~50代の男女に、インターネットで調査したものだという。
60代以降だと、こうしたデータよりも悲惨な結果が出そうな気がします。

恋活、家事時間、会話時間に関する記事が、同じ日の新聞に掲載されていたことに、なんらかの意図を感じたのは私だけでしょうか。

50代の男女の婚活を描いた小説「結婚させる家」の文庫版が発売中です。


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