恋活イベント
- 2025年12月01日
新聞記事によると、夜間の美術館や博物館で開かれる恋活イベントが人気らしい。
なんと、一般的な恋活イベントの2.5倍ものカップル成立数を誇るという。
おおっ。
何故にこのような数字が?
夜の美術館に集まった男女が、一対一で数十分館内を鑑賞して進み、決められた時間になると、相手を変えて別のエリアへ。
このようにして約2時間半の間に、参加した異性全員と話す仕組みになっているとのこと。
よく出来たイベントですね。
以前取材した婚活会社のイベントでは、広めの会場に女性たちが円を描くように座っていて、それぞれの向かいに男性陣が座るスタイル。
15分経つと、男性たちは一つ左隣の女性の前にずれて座る。
これを繰り返します。
こんにちはと挨拶し、名前を確認し合い、年齢や仕事の話を互いにしていきますが、趣味の話にまで辿り着けたとしても、ざっくりとした情報しか入手出来ず、どういった人物なのかということまではなかなか。
その点、展示作品を見ながらであれば、感想を言い合うことになり、そこではその人の感性だけでなく、考え方なども窺るでしょうから、より深く知ることが出来そう。
このイベントを発案した人、天才。

同じ日の新聞に共働き夫婦の休日の家事時間は、妻が夫の2倍だとの別の記事が。
この現実が辛いっす。
また休日の夫婦での会話の平均時間が、20年前より20分減少したともありました。
このデータは20~50代の男女に、インターネットで調査したものだという。
60代以降だと、こうしたデータよりも悲惨な結果が出そうな気がします。
恋活、家事時間、会話時間に関する記事が、同じ日の新聞に掲載されていたことに、なんらかの意図を感じたのは私だけでしょうか。
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