猫舌
- 2026年03月02日
物凄い猫舌の知人がいます。
そんなA子が飲食店で食事をする際は、サラダや冷奴などの冷たいものから攻めます。
熱いものは小皿によそっておくだけで放置。
そうやって冷ましてから口に入れます。
居酒屋のように注文したものが、次々に運ばれてくればこうした対応で凌げるのですが、洋食のコース料理だとこうはいかない。
冷製スープや、なんとかのテリーヌといった冷たいものを選んだとしても、すべてを冷たい料理で通すことはできません。
どこかで熱い料理を選択せざるを得なくなる。
こんな時には取り敢えずカットして空気に触れる面を増やし、冷めるのを待つA子でした。

先日、料理を冷ましてくれるロボットがあるとの新聞記事を発見。
猫の形をした掌サイズのロボットで、その前足を皿などに引っ掛けて使うという。
中にあるファンが風を作り、口の形に開いた穴から吹き出して、料理を冷ましてくれるらしい。
A子にプレゼントしようかと思ったのですが、値段が5千円弱だったので、それは止めて情報を知らせるだけに。
喜んでいたので買うかもしれません。
これ、猫の形をしているというのがいいですよね。
無機質な器械を皿に引っ掛けていたら、A子の猫舌は触れちゃいけないことのようになる。
でも猫がフーフーしてくれていれば、弄ってもいいネタだと分かるし、場が和む。
これ、大事です。
我が家のドアストッパーは、バナナの形をしています。
色は黄色。
十年以上前に、どこかのネットショップで見かけて買ったものです。
これが物凄く人の心に刺さるデザインのようなんです。
配達員が来訪した時にドアを開けて、その下にこのバナナの形のドアストッパーを差し込むと、十人中八人ぐらいが、なんらかのリアクションをします。
「あっ。それ、ドアストッパーなんっすね」
「びっくりした。本物のバナナかと思った」
「それ、いいっすね」
「なんか、可愛いっすね」などなど。
ドアが動かないようにするのが目的の品なので、止める機能があればどんな形であってもいいのですが、それがバナナの形になった途端、こんなに人の興味を引き、会話のきっかけになるというのが不思議です。
形ってとっても大事ですね。