Bリーグが盛り上がっているらしい。
その理由の一つが女性ファンだという。
昨シーズンの試合会場への入場者のうち、5割以上が女性だったそう。
昔はスポーツ観戦に行くのは、男性が多かったように思いますが、今では女性が増えたんですね。
5割以上が女性だったのならば、こうした女性たちを意識した運営をしないと、スポーツビジネスとして成立出来なくなってしまいますね。
そういえば、フィギュアスケートの試合を観に行った時、9割が女性客で少し驚いたんでした。
スポーツを生で観る素晴らしを知った女性たちは、時間を遣り繰りして、試合会場に足を運んでいるのでしょう。
女性たちは時間の遣り繰りが上手な気がします。
元々そうなのか、必要に迫られてそうなるのかは不明ですが。
A子はフルタイムで働きながら、家事も育児もしっかりこなしてきました。
子どもが大きくなったため、それまで育児に割いていた時間を、自分の好きなことに使えるように。
俳句のサークルに入ったり、ボランティア活動をしたり。
A子がスケジュール管理をしている、スマホのアプリ画面を見せて貰ったら・・・びっしりと予定が詰まっていて、びっくり。
「詰め込み過ぎじゃない?」と私が言うと、自分でもそう思っているのだけれど、予定はどんどん入ってしまい、気が付くとキッチキチの状態になっていると答えました。
そんな状態なのに、住んでいるマンションの自治会の役員が回ってきてしまったそうで、どうしようと言う。
旦那にやって貰ったらと私が言うと、「それは私も一瞬考えたのだけど、すぐ却下したの。うちの旦那は唯我独尊タイプだから、皆で協力したり、円満に事を運んだりということが出来なくて、無駄にトラブルを起こしそうだから」と説明してくれました。
で、結局どうしたかというと・・・キッチキチ度を更に上げて、予定をねじ込み分刻みで動いているという。
そして「綱渡りのような毎日よー」と言っていました。
A子は時間の遣り繰り上手マイスターのようです。
我が家のデスクチェアは2台。
パソコンに向かう時のが1台。
デスクで仕事をする時のが1台です。
このうちデスクで仕事をする時の椅子が壊れたのは、3年ぐらい前。
座面の高さを固定する部分が壊れたようで、席を外すと、するすると勝手に座面が上がってしまうように。
その都度、座面を下げて使用していました。
これぐらいならまだ我慢出来る範囲だったのですが、ある日、ぽとっとなにかが落ちる音が。
何事かと足元を見てみると・・・ネジが1つ。
椅子からネジが落ちてしまった模様。
ネジ回しでネジを差し込んで一件落着出来たのは、2ヵ月ぐらいの間だけ。
ネジの入る穴が大きくなってしまっていて、差し込んでも落ちてしまうように。
ネジを入れるのを諦めて座ってみると・・・座面が少し左に傾いています。
こういうの、身体に良くなさそうだなと思ったものの、なんだかんだと理由をつけて、買い替えを先延ばしに。
が、ようやく決心して椅子探しに着手。
予想通り世の中には椅子がたくさんあり過ぎて、どう選べばいいのかラビリンス。
映画を観る時にも使う椅子なので、ヘッドレストは欲しい。
蒸れるからメッシュ素材がいい。
日本語の取説があるものがいい。
などといった条件で絞ってみたのですが、それでもたくさんの椅子があって決められない。
どうすっかなぁと困っていたら、配達員が組み立てますという触れ込みの椅子を発見。
そうそう。
これ、大事だった。
フィットネスバイクを買った時、便利屋さんに依頼するのをケチって、自分で組み立てたのですが、この決断を3万回は呪うはめになったのでした。
組み立てて貰うのって大事だものね。
ということで、配達員が組み立ててくれるサービス付きのデスクチェアを購入。
やって来たのは男性2人。
玄関前で持参の段ボール箱を開けると、1人が室内にどんどん運び入れて組み立てていく。
もう1人は段ボール箱を潰すなどの片付けを、ちゃっちゃっと行う。
そしてあっという間に完成。
はやっ。
自分でやったら恐らく、そう決めた自分に10万回は呪いの言葉を呟きながら、4時間ぐらいは掛かったでしょう。
が、配達員たちは15分ほどで、ミッションを完遂していました。
もうこれからは絶対プロにやって貰います。
そして肝心の椅子の座り心地ですが、メッシュ素材のせいか若干あたりが硬いのですが、それは慣れていくでしょう。
この点以外はとても満足しています。
55歳以上の男性をターゲットにした、化粧品の新ブランドが発売になるそうです。
おお。
そうなんですね、世の中は。
若い男性が美肌を目指したり、化粧をしたりするようになっていると知った時にも驚きましたが、今回のこの情報にもびっくり。
人生が100年時代になった今、55歳は折り返しをちょっと過ぎた辺り。
60歳を超えてもバリバリ働く人が多いのですから、社会との繋がりはまだまだ続く。
人様に不快な思いをさせたくないし、自分自身の気分も上げたいから、身だしなみの中に化粧を取り入れる・・・といった感じでしょうか。
昔は家族で出掛けるなんて時には、身支度に時間が掛かる母親が、父親と子どもたちを待たせてしまい、「まだぁ? 早くー」と怒られる、なんて光景がありました。
これからは待たせるのは父親なんてことになるのかも。
A子には娘さんが2人、息子さんが1人います。
娘さん2人が中学生の頃は、よく洗面所で喧嘩をしていたそう。
鏡の前というベストポジションの取り合いが原因。
息子さんが中学生になると3人での争いになり、戦況は悪化したとか。
息子さんも娘さんたち同様、というより、娘さんたちより長く鏡の前にいようとするため、争いが激しくなったらしい。
やがてこの息子さんは、部員が足りないサッカー部から頼まれて試合に出る際には、髪型が乱れるのを嫌がって、ヘディングをしない選手に。
その後も外見へのこだわりを持ち続けて青年に。
そして今、彼は会社員として働いているそう。
仕事の時に持ち歩く鞄の中には、日焼け止めクリームをいつも入れているのだとか。
私なんかより全然美容情報に詳しそう。
私が「ファンデーションは塗った方がいいですか? なんて聞いてみようかな」とA子に言ったら、「そんなもの、詳しくない者でも答えられるわよ。塗りなさい」と、軽く叱られました。
更に「質問のレベルが低過ぎる」とも言われてしまいました。
クローゼットに眠っていて、一度も着たことがない服が35着。
これ、環境省が15歳以上の男女7000人を調査した結果だそう。
この数字を見てどう思いましたか?
私は・・・私だけじゃないのかと少しほっとしました。
服はクローゼットに収まるだけにする。
1つ買ったら、1つ捨てる。
と、自分に言い聞かせているので、全体量を維持出来てはいます。
なんとかクローゼット内に収まってはいるのですが・・・。
着る服はほぼ固定化されていて、それは全体の3分の1程度。
残りの3分の2は着ないと分かっているのだけれど、今度捨てようと思っている服たち。
つまり廃棄待ちの服がたくさんあるということ。
時々観ている整理収納アドバイザーの動画では、とても片付いている家を、紹介してくれることがあります。
達人の家のルームツアーです。
これがとんでもなく凄い。
本当にここで生活しているのですか? と聞きたくなるほど物がない。
キッチンの棚なんか、なにも入っていない引き出しがあったりする。
動画を観ながら悲鳴を上げそうになりました。
そしてこういう家はクローゼットも凄い。
ポールに掛けられた服は10着程度。
ハンガーを右端にまとめているので、左側は開いている。
なので、クローゼットの奥の壁が見えている。
思わず絶句。
我が家のクローゼットの奥の壁が、どんなだったかなんて、引っ越してきた時に見たっきりだから分からない。
懐中電灯を手に服を分け入ったとしても、バッグやらアクセサリーやらを入れたケースなどが積み重なっていて、奥の壁を見ることは出来ないと思う。
私に必要なのは思い切りでしょうか。
廃棄待ちの服を大量に抱えていても、いいことなんて一つもないのだから、捨てちゃえばいいんですよね。
或いはどこかに寄付するとか。
心のどこかで、思い切るきっかけが欲しいなんて考えちゃっています。
そんなことをぐだぐだ考えているぐらいなら、行動を始めるべきなんでしょうね。
自分では難しいのであれば、整理収納アドバイザーに依頼してみるのがいいのかも。
整理収納アドバイザーが登場する小説「今日も片付けさせて頂きます」はwebマガジン「コフレ」で連載中です。
https://www.coffret-web.jp/