運転免許を取ろうと決心したのは、30歳の時。
当時はオートマ限定免許というのが、始まったばかりの頃でしたが、なぜか、マニュアルでの免許取得を目指して、教習所に申込みました。
が、その後、何度、オートマ限定に変更しようかと考えたことか。
最後の方は、意地になっていただけだったかもしれません。
マニュアル車というのは、皆さんご存知の通り、たくさんのことを同時にしなくてはなりません。左手でシフトチェンジをするわ、足ではクラッチを踏まなきゃいけないわ、で、そんなにいくつも、できんわっと、何度キレそうになったことでしょう。
1時限の技能教習が終わった後には、私の脳味噌は発熱しているのではあるまいかと思うほど、ぐったり。
当時は、友人らに免許をもっているかと尋ねては、マニュアルで取ったと聞くと、「尊敬してます」と告げ、その人に向かって手を合わせ、あやかりたいと呟いたもんでした。

教習所内にあるクランクや、縦列駐車の練習では、何度エンストさせたことでしょう。
そんな私でも、なんとか一つひとつの課程をクリアしていき、路上に出る日がやってきます。
怖かったのなんのって。
隣に乗っていた指導員の方が、よっぽど怖かったとは思いますが、当時の私には、周りに気を使えるほどの余裕はなく、心の中で、キャーキャー言いながら、ハンドルを握りしめていましたっけ。
高速道路を走行する教習の時も、それはそれは、怖かったです。
1人の指導員に3人の教習生で、高速道路に向かい、途中、教習生が交代しながら、運転します。
自分の番が終われば、げっそりするもの、後はのんびりドライブを楽しむ・・・となったらいいのですが、そうはいかない。
私と運転技術がどっこいどっこいぐらいの教習生が運転しているので、後部座席に座っていても、緊張感がハンパじゃない。
車内は静まり返り、ただ、緊迫感があるのみ。
窓外の景色なんて、見る余裕なし。
そして、無事、教習所に戻ると、誰からともなく、拍手が起きたのでした。
そんな怖い思いまでして、なんとか取った免許。
免許証を手にしたその足で、駐車場を借りるため、不動産屋に行くという前のめりな行動を。
そして、中古車を買い、納車日とその翌日、会社の休暇を取り、ドライブ三昧の予定を立てました。
納車を待てない気持ちが強く、自分で取りに行きますと宣言し、電車で中古車販売店へ。
契約を済ませ、「それじゃ」と店員に手を振り、走り出し、3キロほど走ったところで、左折しようとして、ガードレールにぶつけてしまい、サイドマーカーランプが破損。
くるりとUターンし、販売店へ。
部品を取り寄せるのに、2週間と言われ、絶句していると、見積書がそっと差し出され、そこには、車を買った金額とほぼ同額の数字が。
唸り声を出しながら、見上げた空が、やけに青かったことを、覚えています。
NHKBSプレミアムで放送されたドラマ「恋愛検定」のDVDが、2月6日に発売されます。
見逃してしまった方、或いは、もう一度、ご覧になりたい方は、こちらのDVDを、どうぞ。
ドラマでは4話で4人の恋愛検定の悲喜こもごもが演じられていました。単行本では、この4人のほかに、2人を加えた、6人の恋愛検定を書きました。

よく、アイデアはどこからとか、身近にサンプルでもあるのですか? と聞かれます。
今まで書いてきた小説にどれだけの登場人物がいたのか、数えたことがないのでわからないのですが、相当の数になっているはず。ではありますが、私が知っている実在の人物を登場させたことは一人もありません。
じゃあ、全部が創作かと言われると、そうでもなくて、本を読んだり、映画を観たり、テレビを観たり、友人から、そのまた友人の話を聞いたり・・・といった情報が、私の中に入り、そこでミックスされ、さらに、想像も加わって、そこから、キャラクターが生まれます。
街のファストフードで聞き耳を立てるというのを、趣味の一つにしているのですが、これも、キャラクター作りに、結構役立っています。
先日、隣席の女子中学生二人の会話に聞き耳を立てていると・・・「最近、彼氏と、どうよ?」と聞かれた友人が、「倦怠期~」と答えた時には、あまりにびっくりした私は、飲んでいたコーヒーが鼻に入ってしまって、ぶほほっと咳き込んでしまいました。
倦怠期という言葉を女子中学生が知っていたという驚きと、すでに倦怠期に入っているという中学生の交際って、どんなもんなのかという疑問で、私の胸は千々に乱れました。
この趣味は、電車の中で、行われることもあります。
ある日、電車の中で、女子小学生二人の会話に聞き身を立てていました。
恐らく小学5、6年生で、塾へ行く途中のような二人。
一人が「結局、マスカラは○○だよね」と宣言しました。
その子は、小学生が知っているだけで驚きの、高級ブランドの名前を出したのでした。
それは、私が25歳の時に出した結論と、まったく同じで、その小学生がいかにして、その結論にまで辿り着いたのか、インタビューしたい気持ちになりました。
こうした聞き耳によって得た情報も、私の中に入り、ほかの情報とミックスされます。そして、そこから新たなキャラクターが生まれ、小説に登場します。
そうして生まれたキャラクターに、さらに命を吹き込んでくれるのが、俳優さんたち。
本読みに立ち会った時、ひと言目のセリフから、命の輝きが感じられて、「すっげぇ」と、思わず呟いてしまいました。
思うようにいかないながらも、懸命に生きる人たちの物語が「恋愛検定」です。
DVDでも、お楽しみください。
ドライアイだと医者から指摘され、目薬を処方されました。
自宅に戻り、どれどれ、目薬を差してみるかな、いや、その前に、まずは注意書きを読んでみようと、添付されていた説明書を開くと・・・ハガキサイズ程の大きさの紙に、びっしりと書かれた文字。
目の調子が悪い人にむかって、嫌がらせとしか思えない、フォントサイズの小ささ。
なぜか意地になって、読んでやると、思った私は、デスクライトを点け、ルーペを使って、文字を追います。
まず、手を洗えとあります。
やりましょう。それぐらい。
次に、片目に1滴のみを点眼することと、あります。
これは、難しい。
1滴のつもりでいても、2滴落ちてしまうこともある。こんな時にはどうしたらいいかのアドバイスはなく、2滴以上点眼すると、却って目に悪いことになるといった脅しの文句しか書いてありません。
努力してみる、程度にしておきましょう。
次に、点眼したら、目を閉じ、薬剤が目の中に留まるようにしろと、あります。
目頭を指で押さえるのも効果的とあり、30秒ほどそのままじっとしていろと書いてあります。
やれるでしょう、それぐらいなら。
といった具合に、注意点を読み進めていき、最後の文章に到達。
1日、4~5回点眼することとあります。
ん?
それまで、細けぇなぁといったことをつらつら書き並べてきたのに、最後になって4~5回と、いたって大雑把な指示。
4回なの? 5回なの? 最低何時間の間隔を開けろとか、そういう注意の仕方ではなく、4~5回って、どういうこと? でも、6回はダメで、3回もダメってこと?
こういう薬の注意書きって、誰が書くんでしょうか? 弁護士のチェックとか、受けるんでしょうかね。
むむむむと、唸ってから、1日4回の点眼をすることにしました。理由は特になし。

化粧品や電化製品など、モニターからの意見を取り入れるメーカーが増えてきているようですが、薬の場合には、そうしたことは行われていないのでしょうか? もし、そうした機会があれば、イラストを使うなどした、もっと簡単でわかり易い説明書(注意書き)にして欲しいといった意見が必ず、出るように思うのですが・・・。
あの3月11日、部屋に飾ってあった花瓶が、ことごとく倒れ、割れてしまいました。
花器類が割れる音は、揺れの恐怖に震える私を、さらに怯えさせました。
永遠かとも思えるほど長く続いた揺れが治まり、部屋を見回すと、ガラスの破片が散らばっていて、どこも安全はでない状態に。
地震が起これば、ただのインテリアの一部が、凶器になると、思い知りました。
そこで、転倒防止粘着マットという物を購入。
今では、すべての花器の下に、このマットを敷いてします。
しっかり固定してくれるので、倒れる不安がなくなったのはいいのですが、残念ながら、色がこの水色しかなく、透明の花器の下に敷くと、この水色が映り込んでしまいます。
無色のマットを探してみましたが、見つけられず、仕方がないので、この水色のマットを映し込んだ状態で使用しています。

また、3月11日の地震があった後、トイレの水が流れなくなり、難儀しました。
翌日の午後ぐらいになって、ようやくトイレの排水ができるようになりました。
これをきっかけに購入したのが、非常用トイレ袋。

欲しいと思った時には、どこも品切れ状態でしたので、一旦諦め、半年ほど経ってから改めて探してみました。
すると、今度は、ネットショップでは、在庫が充分あるような表示になっていたので、1箱ゲット。
地震の多い国に住んでいるという自覚をもち、備えをしておかなければ、いけませんもんね。
すでに持っていた、避難袋の中身を点検してみると、賞味期限の切れた水や非常食品があったので、それも買い直しました。
こうした備えが、無駄になることを祈るばかりではありますが。
皆さんは、どんな防災対策をしていますか?