アレルギー
- 2014年03月20日
自分に牛乳アレルギーがあると発覚したのは、去年の晩秋の頃でした。
遅延型フードアレルギーというもののようで、口にしてから7~72時間後に症状が出るというのんびりしたアレルギーのせいで、気付かずにいる人が多いとのこと。
私もまったく気付かず、むしろ弱いお腹によかれと思って、毎日ヨーグルトや牛乳を極力取るようにしていたぐらいでした。
まさか、それが身体を痛めつけていたとは露知らず。
発覚したのが、晩秋だったので、そうだ、年賀状にこのことを書けば、一度で私のアレルギーを皆に伝えられるぞ、しめしめと、考えたのでした。
が、それは甘い考えでした。
誰一人として、私の年賀状に書かれた牛乳アレルギーの件を覚えている者はいなかった。
それで、食事をする場で、毎度毎度牛乳アレルギーの説明をするはめに。
軽度のため、自分で食べる際に、牛乳を使っていなさそうなメニューを選ぶといった程度でOKですし、隣で牛乳を使ったものを食べていられてもなんら問題はないのですが、私の皿に、ほいっとピザがのせられてしまったりするのです。
しょうがないので、かくかくしかじかと説明すると、「ええ?」「そうなの?」とまるで初めて聞いたような反応をします。
年賀状に書いたがなと言いたいところをぐっと我慢して、「そうなんだよぉ」と笑顔を作って対応。
年賀状ではダメでも、私の口から直接牛乳アレルギーについて聞かされたなら、皆に記憶して貰えただろうと思っていたのですが・・・何度も同じ目に遭うのです。
デジャブですか? と言いたいほどに。
前回食事した時に、散々説明し、「大変だねぇ」「じゃあ、バターもダメなの?」などと感想や質問を口にしていた人が、クリームチーズパスタを私の皿に取り分けてくれちゃったりする。
はぁ。
他人の食物アレルギーのことなんて、覚えていられないんですね。
「私は遅延型の牛乳アレルギーなので、自分で食べられるものを選び、自ら皿に取りますので、どうぞお気遣いなく」と書いた紙でも、首から下げておくべきなんでしょうか。
アレルギーが発覚する前、私自身は他人のアレルギーを記憶していただろうか、と振り返ってみると・・・○○さんは、魚がダメだった、○○さんはとうもころしがダメで、○○さんは卵がダメだったな、と、そこそこ覚えていました。
ってことは・・・私が記憶して貰えるほどの重要人物ではないからってオチなんでしょうか。
なんだか哀しくなってきたので、今日はこの辺で。