保冷剤
- 2011年07月11日
今年の夏は、なるべくエアコンを使わずに節電したいと考え、保冷剤を使ってみることにしました。
パープルのが、保冷剤を入れたバンドをおでこに巻いて使うタイプのもので、グレーのは、やはり保冷剤を入れて使うアイピローです。
これで、頭すっきり、仕事もはかどるのではないかと期待していましたが、なかなかそうはいきません。
おでこに巻いて使う方は、着用して1分もしないうちに、額に痛みを感じてきます。冷え過ぎてしまうのです。そこで、額とバンドの間にハンカチを挟んでみたのですが、今度はどうもぬるく感じてしまいます。
次に凍らせた保冷剤をしばらく放置して、ぬるくさせた上で、おでこに巻くという作戦に出てみましたが、時に冷た過ぎ、時にぬるくて、丁度いい塩梅のタイミングを見つけるのは大変だということに気がつきました。
そもそも、仕事を捗らせようと立てた計画だったのに、これでは、保冷剤に気を取られ、仕事に支障をきたしかねません。保冷剤に囚われてどうすると、己を叱咤し、今度はアイピローと向き合うことにしました。ところが、残念なことに、アイピローにも同じ問題点が。このようなことに、ぶち当たっているのは、私だけなのだろうかと、孤立感さえ覚えてきます。
この買い物は失敗だったかと諦めかけた時、ひょいとバンドを頭にのせてみました。
ん?
丁度いい――。
毛髪のせいなのか、額では受け止めきれなかった冷たさが、頭頂部では気持ち良く感じられます。そうか、使う場所を変えればいいのかと、気がつきました。
そこで、アイピローは目の上にという固定観念を、かなぐり捨ててみることに。
ありました。
丁度いい場所が。脇の下。
かくして、頭に保冷剤をのせ、もう1つの保冷剤を小脇に挟むという、スタイルが確立されました。
これで、今年の夏を、なんとか乗り切りたいもんです。
決して人様に見せられる格好ではありませんが。