ソース

  • 2012年01月09日

最近買ったソースの注ぎ口に驚愕。

画像ではわかりにくいのですが、プラスチック製のちっちゃな突起物が付いています。
初めてその小さな穴を見た時は、だぼっと豪快にソースを掛けたい派の私としましては、しみったれとるのぅと、やや不満でした。
ところが、注ぎ終えて、容器を元に戻した途端、あら、びっくり。
液だれ、ゼロ。
ソースといえば、液だれも含めての存在でしたので、容器の周りがべちょべちょになるのも、致し方なしと諦めてから、幾年月。
ところが、この注ぎ口ときたら、キレのいい、仕事っぷりを見せてくれるじゃありませんか。
感動の拍手を送りたいぐらいでした。
私は、ごく最近知りましたが、もしかして、すでに皆さんはご存知でしたか?

ソースといえば、私はかなり執着する方です。
高校生のある日、夕食がトンカツでした。
ひゃっほーと喜んだのも束の間、「ソース、切らしちゃって」と母の声。
代わりに、醤油をかけて食べろとの命令が。
トンカツにソースをかけらないなんて、こんな哀しいことがあるでしょうか。
しかも、醤油って。

この出来事が、思春期真っ只中の私を、いたく刺激したようで・・・その夜、夢を見ました。
スーパーに一人でソースを買いに行く夢です。
すぐ近くに商店街があるのですが、そっちではなく、なぜか遠いスーパーを目指しています。
やっと着いたスーパーで、私は必至でソースを探しますが、なかなか見つかりません。何故か、段々焦ってきて、心臓をバクバクさせながら、店内を走り回ります。やがて、店員を見つけて、ソースのある場所を尋ねると、レジの横だと教わります。なんだ、そんなところにあるのか、それじゃぁ、見つからないはずだと、妙に納得し、レジへと向かいます。レジの横にカウンターがあり、そこに大きな樽が置いてあります。中を覗くと、そこにはソースが。隣には、空の一升瓶と漏斗とお玉。そこで私は、樽の中のソースをお玉ですくい、漏斗を使って、一升瓶に移していきます。これを何度も繰り返し、一升瓶がいっぱいになると、コルクで蓋をして、レジに並びます。店員から金額を言われ、あっ、財布がないと気付き、一瞬パニックを起こしかけますが、そうだった、そうだったと、左手を広げます。すると、そこには、言われた金額とぴったり同じ額の小銭が。そのお金で支払いを済ませ、私は一升瓶を胸に抱きながら、家路へと急ぐ――と、こんな夢でした。
目覚めた時、あぁ、夢に見るほど、トンカツにソースをかけられなかったことが、ショックだったのかと、ソースへの執着心の強さに我ながら驚いてしまいました。
たかがソース。されどソース。私にとっては、とても大事な存在のようです。

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