喋り

  • 2012年03月29日

喋りが下手です。
舌の動きが滑らかでないせいでしょう。
「もう一度、お願いします」
「今、なんて?」
と言われることが、多々あります。
なんとか、直したいと努力した時期もありましたが、こういうのって、なかなか直りませんね。

出版社さんの名前には、最後に「しゃ」で終わるものが多いです。
「○○社」ですね。
これ、大変なんです。
「○○社さん」と、皆さんは、きちんと発音できるかもしれませんが、元々舌が上手く回らない私にとっては、なかなかの難関。
「しゃ」の後に、「さん」と続けるのは、難しいのです。
たいてい「○○しゃしゃん」となり、子どもかよ、といった具合になります。

よく編集者に尋ねられるのが、近々の執筆予定です。
この手の質問が出ると、一つ深呼吸をしてから、口を開きます。
「今は、○○しゃしゃんの書き下ろし小説を書いていて、その後は、○○しゃしゃんの○○で連載予定の小説を書く予定で、その次は、○○しゃしゃんの・・・」
と、深呼吸の意味、まったくナシの、しゃしゃんの連打。
途中で、自分でも嫌になってきて、「とかなんとか」と言って、早々に話を切り上げ、「言えてなくて、すみまん」と謝ることに。
真面目な顔で、「いえ、意味は伝わってますから」と、返されたりすると、いい年をして、まともに社名の一つも言えない自分が恥ずかしくって、トイレにでも引きこもりたくなります。

いつの頃からか、新聞に挟んであるチラシ広告の中に、カルチャースクールのを見つけると、話し方教室という文字を探すようになっていました。
習いに行こうと決心する日が、くるのでしょうか?

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