浴室掃除
- 2012年06月25日
浴室の床の汚れが気になっていました。
マンションの浴室の床には、複雑で繊細な模様を描かれていて、デコボコしています。
水はけを考えてのことなのでしょう。
このデコボコのボコの部分が、黒くなってしまったのです。
カビではなく、恐らく、ヘアマニキュアの染料が、原因ではないかと思われます。
風呂掃除の時に、浴室用洗剤の泡スプレーを吹きかけ、ボコに染み渡るのを待ってから、雑巾で拭いてみたりしましたが、黒ずみは一向に消えてくれません。
そこで、泡スプレーを吹きかけた後で、爪楊枝で、ほじほじしてみることに。
すると、みるみる、黒ずみが消えていきます。
おおっ。
たちまち生まれる小さな感動。
だが、待てよ。
1つひとつ、こうしてボコを、爪楊枝でほじほじしていくとしたら・・・どんだけ時間がかかるんだろうと考えただけで、眩暈が。
もっと、ざざっと一気に黒ずみを消し去ってくれるものはないのだろうか。
そこで、ネット検索。
ありますね、やっぱり。
「スクラブ入りの洗剤と専用スポンジが細かい溝の汚れを掻き出す」と謳っています。
掻き出すという言葉が、私の胸にガツンときます。
「あなたの力を借りて、掻き出したい」という気持ちになるってもんです。
購入して2日後、商品が到着。
早速、封を開けて、スポンジを取り出してみると、片面には、細かい目のブラシが付いています。それは、まるで、マジックテープのような外見。
このブラシ面に洗剤を出してから、床面をゴシゴシしてみると・・・ギャギャギャといった、激しい音が。
床を傷つけてる感、ありありの音に、思わず手を止めました。
パッケージの裏にある説明書きを読んでみましたが、大きな間違いを犯しているようには思えません。
しょうがないので、今一度、床面にスポンジを当てて、擦った途端、ギャギャギャという尋常ではない音が、再び耳を襲います。
どう考えても、これは綺麗になっている音ではなく、痛めつけられている音。
うちの床には合わないのだろうかと諦めかけたその時、今一度、説明書きを読んでみようという気を起こしました。
特徴、用途、使える床材・・・と読み進み、使用方法へ。
1番目に「スポンジを十分に湿らせ、ブラシ面に洗剤を出します」と書いてあります。
ん?
十分?
この「十分」という言葉が引っかかります。
さっき、スポンジを濡らしはしましたが、「十分」と言えるかどうかは、わかりません。
十分で、どれぐらいよ。
誰にとって、十分な程度なのよ。
と、スポンジに食って掛かりながら、たっぷりと水を含ませてみることに。
そして、そっと床にあてて、擦ってみると・・・ザザザッと、先ほどまでとは違う音が。
胸に明かりが射した気がして、しばらく夢中で床を擦りました。
水で洗い流してみると、擦ったところの黒ずみは、消え去っていました。
なんと、なんと。
ということは、「十分に湿らせる」ということが、大事だったようです。
ここで、私は申し上げたい。
こういう大事なポイントは、ぜひとも、目立つように、表記していただきたい。
文字サイズをそこだけ大きくするとか、色を変えるとか、「すっごくたっぷり」みたいな、わかりやすい文言にするとか・・・。
注意深い方なら、大丈夫でしょうが、私のような天然系は、どこで躓くか、予想がつかないのです。
と、八つ当たり気味の文句を並べましたが、実は結構気に入っていて、月に1度は、これで、床をごしごししています。