リハビリ

  • 2012年07月26日

昨年の人間ドックで、初めて、軽度のヘルニアと診断されました。
よくなる類のものではないのですが、今年も同様の診断結果だったため、専門のクリニックを受診してみることに。
人間ドックのデータが入ったCDを持参し、整形外科のドクターに診てもらったところ、よく見つけたというぐらい、ほんのちょっとのヘルニアなので、あまり心配せず、悪化しないよう気を付けてくださいとのこと。
その言葉に、ほっと一安心。
そこで今度は、ここぞとばかりに、身体の不調について訴えました。
肩こりが酷いこと、首も張っていること、それで頭痛まで引き起こしていることや、しょっちゅう頭痛薬を飲まなくてはならず、それによって胃が荒れて、胃薬を飲まなくてはいけない哀しいスパイラルにいること、足がむくんで、午後になると、屈むこともできないぐらいになること、月に1度は指圧店でマッサージを受けているが、その効果は1週間ももたないこと・・・。
辛抱強く私の訴えを聞いていたドクターは、それじゃ、一度、理学療法士と、トレーニング方法を相談してみた方がいいですねと言って、そのクリニック内にある、リハビリ科を勧めてきました。
私は大きく頷いて、リハビリ科へと移動。

借りたウエアに着替えて、トレーニングルームに入ると、なんだか、恐ろしいものが天井から下がっています。それは、拷問の道具ですか? と聞きたくなるような代物で、どうか、私はこれを使わなくて済みますようにと、思わず祈ってしまうほど。
やがて、若い娘さんが、「こんにちは」と元気よく登場。
リハビリだの、トレーニングだの、拷問の道具だので、不安になっていた私の気持ちを一気に軽くしてくれるような、溌剌とした理学療法士。
なんか、大丈夫そうな気がする・・・と私は心を強くしました。
「それじゃ、このベッドに仰向けに寝てください」と言われ、横になってみると、これが、びっくりするほど硬い。指圧店で横になるベッドと比べると、雲泥の差。
しばらくの間、硬いベッドの上で、理学療法士に身体を左右に揺すられた後で、身体の歪みを指摘されました。
「まず、歪みを修正します」と言われ、どうやって? と思う間もなく、腰に手があてられ、たちまち襲ってくる強い衝撃。
い、痛い。
指圧店でのマッサージも痛いですが、そこには気持ちよさも同居しています。
が、ここでのマッサージには、気持ちよさは皆無。
とにかく、激イタ。
しばらく我慢していましたが、あまりの痛さに「あの、結構、キツいんですけど」と訴えたところ、「そうですねー。歪みを修正してますからね。キツいんですよねー」との回答が。
そのさらっとした言い方に、思わず、口あんぐり。
そ、そうか。
指圧店と違って、許してはくれないのか。
力加減を弱くしてくれたりというような、心遣いはないってことなんだね。
そもそも、指圧マッサージと、リハビリ科で、同じように扱ってもらえると考えた私が間違っていたのだなと、激痛の中、反省。
その後も、どうしてその小柄な体格で、そんな力が出せるのかと聞きたくなるほど、理学療法士はパワー全開。
涙が滲むほどのマッサージを受けた後、自宅でできるトレーニング方法を教わり、60分のトレーニング終了。
「お疲れ様でした」と、理学療法士が溌剌と言うのに対して、「あ、ありがとう・・・ござい、ました・・・」と、答えるのが精一杯。
どうして、彼女より私の方が、疲れているのか、わかりません。
あぁ、きっと明日、起き上がれないほどの筋肉痛とかになってるんだろうなぁと、覚悟していたのですが・・・。

なんと、翌日の筋肉痛、ゼロ。
全身が軽く、動きもスムーズになっている気が。
指圧店に行った後の張り返しのようなものもありません。
いたって、快調。
理学療法士さん、ありがとう。
あなたに教わったトレーニングを、毎日、コツコツやります。
と、誓い、今では、2週間後の次の予約日が、待ち遠しくなっています。

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