着付け
- 2012年10月29日
着物を一人で着られたら、恰好いい。
そう思い立ち、着付け教室に通い出したものの、たったの1度、レッスンに通っただけ。
教室は4回で終了するコースだったのですが、2回目のレッスン前日に風邪を引いてしまい、泣く泣く休まざるをえなくなりました。
この風邪が長引き、3回目のレッスンも欠席。
こうなると、4回目に出る意味はないと判断。
結局、1度のレッスンを受けただけ。
当然、着られません。着物。
これで、着物熱が一旦は冷めたものの、しばらくすると、またぶり返してきました。
そこで、「一人で着られる・・・」などと謳った本を購入。
着付け教室に通うために買っていた、洗濯機で洗えるという化繊の着物で、トライすることに。
姿見の前に立ち、本に書かれているイラスト通りにやろうとするのですが、今一つ、どっちが上なのか、どっちからどっちへくぐらせるのかが、わかりにくい。
それでも、必死でイラストの通りに進んでいき、完成のページに到達。
が、なにがいけないのか、帯がずるずると落ちていく。
ふと姿見を見れば、「なにが起きたんだ?」と誰もが心配するような有様の女が映っていました。
無理。
イラストで学ぼうとした私がバカだった。
と、即、方針転換。
「これでバッチリ 一人で着られる着物・・・」とかなんとかタイトルのついたDVDを購入。
動画であれば、わからなかった箇所も、よくわかるはず。
どれどれと、ディスクをパソコンへ挿入。
モデルさんが、カメラの前で、一人で着物を着ていきます。
イラストではわからなかった細部も、とてもよくわかります。
やっぱり、動画で正解。
と思ったのも束の間。
延々と動画は続いていきます。
長いかも。
前のめりで見ていたのですが、疲れてきたので、背もたれに背中を預けるように、姿勢の変更。
やっと長襦袢が終わり、ようやく着物へ。
そして帯に。
ここで、ようやく気付きました。
一人で着るってことは、このように大変なのだということに。
DVDを見終わった私が、まずしたことは・・・ネットで、家の近くで着付けをしてくれる店の検索でした。
不器用な私が、あれだけのことを、たった一人でできるとは、到底思えません。
着物が着たくなったら、プロに頼もう。
そのために、今のうちから、探しておこう。
と、こういう発想に。
この境地に辿り着けただけでも、本やDVDを購入した甲斐があったってもんです。
いやいや、負け惜しみじゃなく、ホントに。
何店か見つけ、ブックマークしてありますが、その後「どうしても、着物を着たい」と思うことは一度もなく、未だに利用はしていません。
いつか、「そうね、今日は着物にしようかしら」ぐらいの気軽さで、さらりと着物を着こなせる女になりたいと願っています。
着付けはプロに頼むけど。