揚げ物が好きなのですが、高カロリーなのと、作る手間がメンドーで、自宅ではなかなかトライしていませんでした。
ですが、数年前、オーブンレンジを買い替える際、ヘルシーフライができると謳っているものを購入。
なんでも、そのボタンを押せば、少ない油でカラッと揚がり、カロリーを大幅にダウンできるとかなんとか。
オーブン皿の上に、キッチンシートを敷き、そこに少量の油を垂らします。
で、そこに衣を付けた状態の野菜なり、肉なりを置き、その上からまた少量の油をかけます。
で、オーブンレンジにセットし、ヘルシーフライボタンを押せば、自動ヒーター加熱によって、フライができあがるとのこと。
実際にやってみると、これ便利。
オーブンレンジに入れた後は、放っておいていいし、片づけも楽。
そんでもって、カロリーも低いってんだから、願ったり叶ったり。
このオーブンレンジにしてから、揚げ物の出番が増えました。
そして、最近、見つけたのが、おからパウダー。
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パン粉の代わりにおからパウダーを使うと、ヘルシーになるとかなんとか。
どうも私は、ヘルシーという言葉に弱いようです。
実際、フライを、パン粉ではなく、おからパウダーで作ってみると・・・いつも使っているパン粉より、きめが細かい粒子のため、ぴたっと薄く食材に張り付いてくれます。
そして、粒子が細かいため、均一のきれいな色に揚がります。
肝心の味はというと、おからの味はまったくせず、それまで食べていたフライと変わりません。
いいじゃない、これ。
さらに、一番いいのは、罪悪感が薄らぐところ。
フライを食べている時、大体心の中では「あー、揚げ物をこんなに食べてるよー。まずいよー」と罪の意識に苛まれています。
が、おからパウダーを使ったフライだと、どんなに食べ過ぎても、こうした気持ちにはならず「だって、おからだもーん。おからは身体にいいんだもーん」と、開き直れるのです。
そして、心置きなくフライを堪能することができます。
精神的にも非常にいい。
これ、おすすめです。
ドラマ「恋愛検定」の再放送があります。
NHKBSプレミアムで、8月13日(月)~16日(木)、22:00~22:48です。
月曜の第1話からスタートし、木曜までの、4夜連続の集中放送です。
見逃してしまわれた方は、ぜひ、この機会に、お楽しみください。
オリンピックも終わってますしね。
ゆっくりと、恋愛の神様の采配をご堪能ください。
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どうして、恋愛の神様を思いついたんですか、とよく聞かれるのですが、さぁて、自分でもよくわかりません。
アイデアは、どこから? とも聞かれます。
さぁ。
もし、アイデアを引っ張り出すコツでもあるのなら、私が聞きたいぐらいでして、そんな質問に対する答えをもっていません。
ただ、なんとなく、アイデアというのは、下りてくるものではなくて、捻り出すようなものではないかと思っています。
うんうん唸りながら、あーだこーだ考えているうちに、なんとなく、これ、いけそうなんじゃないかなというのを、一つ見つける、といった感じです。
小説「恋愛検定」の時も、恋愛小説をと編集者から言われ、うんうん唸りながら、どーしょもないアイデアをいくつか生み落していました。
それはそれは、しょーもないアイデアばかりを、たくさん。
やがて、生み落したアイデアの中の1つ、恋愛の神様がいたらという考えが、それほど悪くないと思うに至ります。
それで、どんな神様にしてみようかと、アイデアに肉付けをしてみます。
人間の恋愛に、積極的に関わる神様は、ダメ。つまらない。
すごくいい人(神様だけど)という設定も、ダメ。つまらない。
やりたくないのに、恋愛の神様をやってるという設定は、どうだろう。やる気ゼロの恋愛の神様――。
面白いかも。
と、こんな具合に、肉付けをしたアイデアを、さらに広げていきます。
ここまでくると、生みの苦しみは、いつの間にか楽しみに変わっていて、次から次に、神様のキャラクターや、登場人物たちのアイデアが湧いてきます。
たまらなく楽しい瞬間です。
この瞬間を味わいたくて、今日も生みの苦しみの中に飛び込んでいっているのかもしれません。
いやぁ、仕事が捗りません。
オリンピック観戦ばかりしてるからです。
スポーツはやっぱり生に限ります。
でも、日本人選手がいい結果を出した試合は、何回観ても幸せな気分になれるので、録画放送も観ちゃいます。
そうなると、当然、執筆の時間を削って・・・ということになってしまいます。
困ったもんです。
我が家には、いくつかの哀しい法則があります。
その中の1つが、大事なスポーツの大会が始まると、テレビが壊れるというものです。
サッカーワールドカップや、オリンピックといったビッグイベント時には、決まって、テレビが壊れます。
狭い家に暮らしているため、テレビはパソコンと一体型にしています。
で、パソコンは壊れないんですね、こういう時。
テレビだけ観られない。
「ね、わざとでしょ?」と声に出して、確認したくなるってもんです。
で、今回も、大会2日目で、きました。
テレビのスイッチを押しても、切り替わりません。
パソコンは使える。ミュージックCDも聞ける。DVDも観られる。
なのに、テレビだけ観られない。
「ほら、きた。これだよ」と呟きながら、一旦、電源を落とし、コンセントを抜いて、待つこと5分。
再びコンセントを入れて、パソコンを立ち上げてから、テレビをオン。
な、なんと、正常に稼働。
よっしゃーと、柔道で一本が決まった時のような雄たけびを上げてしまいました。
どうか、閉会式の日まで、壊れませんように。
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柔道といえば・・・。
競技中に、あんなにユニフォームがだらしなくなるスポーツを、ほかに知らないんですが、それは私が無知だからでしょうか?
また、襟をもつというのが、どうやらとても大切だということは、素人の私にもわかります。
組み手争いをして、やっと襟をもったとしても、ユニフォームがちゃんと帯で抑えられている時と、そうでない時では、技の掛けやすさが違ってくるように思えるのです。
帯で抑えられていないユニフォームの方が、技をかけられにくそうに感じるのです。
柔道をしたことはないので、あくまでも、私の印象ですが。
もし、ユニフォームの着方で、有利不利があるならば、当然変更をした方がいいでしょうし、見た目的にも、検討する余地があるのでは。
で、どうでしょう。
いっそのこと、ツナギにしたら。
帯を直せと、審判から言われることもなくなります。
見た目的にも、すっきりしますし、なんといっても公平になる。
柔道界の皆さん、ご一考を。
ふざけんなという声が聞こえてきそうですが、いたって真面目に考えたうえでの意見でございます。
新刊「頼むから、ほっといてくれ」が発売になりました。
5人の男子トランポリン選手の30年間に亘る物語です。
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どうして、トランポリン選手の話を書くことになったかについては、どうぞ、エピソードページをご参照ください。
書きたいと思ってから、取材を重ねてはいましたが、具体的にいつ頃発表するか、という予定はありませんでした。
別の小説の執筆の合間に、取材と勉強をしているといった状態でした。
そして、去年の3.11。
いつか書こうなんて、ダメだと思いました。
いつか、なんて、やってくるか、わからない。
書きたいものは、今、書こう。
その強い気持ちのまま、編集者に相談することなく、勝手に執筆に入りました。
通常は、編集者にプロットを提出し、打ち合わせ等をしてから、執筆に入ります。
それらをすっ飛ばして、執筆に入ったものの、やっぱり、それはマズいんじゃないかと、社会人としての常識が、私に囁きます。
どこかの段階で、話を通さなくては・・・と、思うものの、なかなかそのタイミングがわからずにいました。
ベストのタイミングかどうかは、わかりませんでしたが、もう、これ以上書き進んじゃダメだろうといったところで、編集者にメール。
勝手に書いちゃってますが、やっぱり、プロットとかって、いりますか? だったら送ります。テヘッ。
といった、非常識極まりない連絡をしました。
が、大人な編集者は、「はぁ?」とだけ言って、受け入れてくださいました。
物語を書き終えてみれば、時はまさにオリンピック。
感動のドラマが、毎日生まれていますね。
この物語も、あわせて楽しんでいただけると、とても嬉しいです。
幻冬舎さんからの発行で、1300円+税です。