肩叩き機
- 2013年03月18日
肩凝りが酷く、月に1度程度、指圧店に通っていました。
そこには、十人ほどのスタッフがいるのですが、当然といえば、当然ながら、技術にはばらつきがあります。
ツイてない日は、未熟なスタッフが担当になってしまい、却って腰のヘルニアが悪化したような気分で帰ることも。
そもそも、月に1度でいいのだろうか。
肩凝りは、毎日起こっているというのに。
そこで、マッサージチェアを買っちゃおうか、とのアイデアが浮上。
いつでも好きな時に、凝りをほぐせるし、長い目で見れば、指圧店に通うより、安く上がるのではないかとの考えるに至ったものです。
ネットで、あれこれ探してみましたが、結構、高いんですね、マッサージチェアって。
「物は試しに」とは言えないほどの、結構なお値段。
相当な決心が必要です。
また、場所を取るんですね。
表記してあるサイズを、我が家の床にメジャーを置いて、塩梅を見てみれば、部屋のほとんどをマッサージチェアが占める状態になるだろうことが、わかります。
さてさて、どうするか。
もっと、コンパクトなものはないもんだろうかと、さらにネットで探してみることに。
すると、電動肩叩き機といった風情のものを発見。
マッサージチェアという枠からは、完全に外れてしまっていますが、肩に羽織るようにして使用するそうで、スペースの問題は一挙にクリア。
価格は、指圧店に7回通ったのと同じ金額で、まぁ、許容範囲。
問題は、本当に、それで肩凝りが解消されるのかということ。
以前、どこかでポイントを集めて、電動肩叩き機と交換したことがありますが、それは3回使用した後、クローゼットの隅に何年も寝かせることになってしまいました。
その時のは、長い棒の先に直径10センチほどの球が付いていて、それが振動するというものだったのですが、棒を持つ手にぶるぶると震えを感じたものの、肩凝りはまったく解消されませんでした。
これの二の舞になるのではないかとの不安がよぎります。
ポイントと交換した品ならば、しょうがないかと、諦められますが、身銭を切った場合では、諦めきれません。
1週間ほど悩んだ結果、思い切って、買うことに。
到着し、早速、電動肩叩き機を、肩に背負ってみると・・・ちょっと、重いんじゃね? というほどのどっりとした重量。
この重さで却って肩が凝ったなんて、オチはお願いですから、やめてくださいと懇願しながら、スイッチオン。
と、びっくりするような強さで、肩が叩かれ始めて、慌てて、スイッチオフ。
取扱い説明書を再度読み直し、一番弱い力で叩いてもらう場合の、コースの設定を再確認してから、二度目のスイッチオン。
本当にこれが、一番弱いコースなのか? と疑念を抱きながら耐えること、5分。
終了のブザーが鳴り、ほっと息を吐き出して、肩を回してみました。
特段、変化はなし。
次に、先ほどより、肩甲骨よりに位置をずらして、スイッチオン。
「あーーーーー」と声を出してみると、「あ~~~~~」と声が震えます。
と、いい年をして、そんな遊びをしているうちに、5分で、コース終了。
肩を動かしてみましたが、マシンを使用前と、変化は感じられず。
この買い物、失敗だったかなぁなどと思いながらも、翌日から、仕事が終わった夕方に、一番力の弱い5分のコースを、毎日2度トライすることに。
1週間ほど経った頃、なんとなく、肩が軽いことに、気が付きました。
肩を触ってみると、凝っているところもありますが、パンパンに張っているという状態ではなくなっています。
これが、「生活の質」の向上ってやつではないのか。
と、少し嬉しくなって、毎日使用し続けて、3ヵ月。
指圧店に行かなくても、身体が悲鳴を上げない状態を維持できるようになりました。