半身浴

  • 2013年05月16日

最近は、シャワーだけで済ませてしまう方も多いようですね。
ですが、私は、毎日、浴槽に湯を張り、のんびりと浸かります。
冷え性の私には、身体を温めるということは、とても重要なことなので。

部屋探しをしていた時のこと。
不動産屋の担当者と現在の部屋を訪れ、あれこれ見学していた時、風呂場もチェックしました。
担当者は「ここのお風呂場は窓が大きいので、電気をつけなくても、ほら、こんなに明るいんですよ」と、アピールしてきました。
なるほど、そりゃあいい。
と、納得し、ほかの諸々の要素も気に入ったため、その部屋を借りることにしたのですが、住み始めて気付いたのは、「私は昼間、お風呂に入る習慣がない」という事実でした。
夜にしかお風呂に入らないので、窓が大きかろうが、小さかろうが、電気をつけなくてはなりませんし、開放感といったものも、まったく感じられません。
なんだかなぁと思ったものの、以前借りていた部屋の風呂場と比べれば、格段に広いので、その点にのみ、満足するようにしています。
hannsinnyoku
ほぼ毎晩、半身浴をして、読書をします。
30分ぐらいでしょうか。
浴槽の蓋が2枚あるので、1枚だけを湯船の上に広げ、そこにタオルを敷きます。
両腕を蓋の上に置き、タオルの上に置いた本を捲るというスタイルなので、とても楽な格好で読書ができます。
以前住んでいた部屋はユニットバスで、浴槽に蓋はありませんでした。
ここでの半身浴と読書は、しんどかった。
おへそ辺りまで湯をためて、そこに身体を沈めます。
で、あぐらをかきます。
が、小さな浴槽なので、あぐらといっても、両膝を、底につけることはできません。
膝頭と膝頭の間を15センチほど開くのが、精一杯の浴槽の幅でした。
そうやって、あぐらと体育座りの中間のような恰好をしたところで、太腿に両肘を置きます。膝から5、6センチほど股関節よりのあたりが、ちょうどいい位置でした。
そうやって、自分の太腿を支えにして肘をつき、本を持ち上げるようにして、読書をするのです。
重いです。
分厚い単行本だと、結構、ガッツがいります。
読書タイムを終える頃には、両の太腿には、自分の肘が付けた、圧迫痕が。
そこまでして、なんで、本を読むのか? との問いが、当然出るかと思われますが、その答えはもってないんですね。
強いて挙げれば、冷え性なので、半身浴で身体を温める必要がある。
その温めている間、なにもしないでいるのは耐えられない。
だったら、読書したい。
といった発想だったように思います。最初は。
それが、いつの間にか、とにかくどんな風呂場環境であっても、読んでやるんだ、私はという意地みたいなものが生まれて、現在に至るといったところでしょうか。
友人らからは「本が、湿気でべこべこにならない?」とよく聞かれますが、意外と大丈夫なんですね。
ただ、電子書籍はさすがに無理かと。
最近は、編集者などから電子書籍を読めるという端末の説明を受ける機会も多いのですが、その度に、「で、それはお風呂場でも使えるの?」と質問をして、困らせています。
端末によっては、別売りされているグッズを装着することで、風呂場でも使用可能のものもあるという話も聞きますが、どんな使い勝手なんでしょうか?

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