目薬

  • 2013年01月31日

ドライアイだと医者から指摘され、目薬を処方されました。
自宅に戻り、どれどれ、目薬を差してみるかな、いや、その前に、まずは注意書きを読んでみようと、添付されていた説明書を開くと・・・ハガキサイズ程の大きさの紙に、びっしりと書かれた文字。
目の調子が悪い人にむかって、嫌がらせとしか思えない、フォントサイズの小ささ。
なぜか意地になって、読んでやると、思った私は、デスクライトを点け、ルーペを使って、文字を追います。

まず、手を洗えとあります。
やりましょう。それぐらい。
次に、片目に1滴のみを点眼することと、あります。
これは、難しい。
1滴のつもりでいても、2滴落ちてしまうこともある。こんな時にはどうしたらいいかのアドバイスはなく、2滴以上点眼すると、却って目に悪いことになるといった脅しの文句しか書いてありません。
努力してみる、程度にしておきましょう。
次に、点眼したら、目を閉じ、薬剤が目の中に留まるようにしろと、あります。
目頭を指で押さえるのも効果的とあり、30秒ほどそのままじっとしていろと書いてあります。
やれるでしょう、それぐらいなら。
といった具合に、注意点を読み進めていき、最後の文章に到達。
1日、4~5回点眼することとあります。
ん?
それまで、細けぇなぁといったことをつらつら書き並べてきたのに、最後になって4~5回と、いたって大雑把な指示。
4回なの? 5回なの? 最低何時間の間隔を開けろとか、そういう注意の仕方ではなく、4~5回って、どういうこと? でも、6回はダメで、3回もダメってこと?
こういう薬の注意書きって、誰が書くんでしょうか? 弁護士のチェックとか、受けるんでしょうかね。
むむむむと、唸ってから、1日4回の点眼をすることにしました。理由は特になし。

化粧品や電化製品など、モニターからの意見を取り入れるメーカーが増えてきているようですが、薬の場合には、そうしたことは行われていないのでしょうか? もし、そうした機会があれば、イラストを使うなどした、もっと簡単でわかり易い説明書(注意書き)にして欲しいといった意見が必ず、出るように思うのですが・・・。

地震の備え

  • 2013年01月28日

あの3月11日、部屋に飾ってあった花瓶が、ことごとく倒れ、割れてしまいました。
花器類が割れる音は、揺れの恐怖に震える私を、さらに怯えさせました。
永遠かとも思えるほど長く続いた揺れが治まり、部屋を見回すと、ガラスの破片が散らばっていて、どこも安全はでない状態に。
地震が起これば、ただのインテリアの一部が、凶器になると、思い知りました。

そこで、転倒防止粘着マットという物を購入。
今では、すべての花器の下に、このマットを敷いてします。
しっかり固定してくれるので、倒れる不安がなくなったのはいいのですが、残念ながら、色がこの水色しかなく、透明の花器の下に敷くと、この水色が映り込んでしまいます。
無色のマットを探してみましたが、見つけられず、仕方がないので、この水色のマットを映し込んだ状態で使用しています。

また、3月11日の地震があった後、トイレの水が流れなくなり、難儀しました。
翌日の午後ぐらいになって、ようやくトイレの排水ができるようになりました。
これをきっかけに購入したのが、非常用トイレ袋。

欲しいと思った時には、どこも品切れ状態でしたので、一旦諦め、半年ほど経ってから改めて探してみました。
すると、今度は、ネットショップでは、在庫が充分あるような表示になっていたので、1箱ゲット。
地震の多い国に住んでいるという自覚をもち、備えをしておかなければ、いけませんもんね。

すでに持っていた、避難袋の中身を点検してみると、賞味期限の切れた水や非常食品があったので、それも買い直しました。
こうした備えが、無駄になることを祈るばかりではありますが。
皆さんは、どんな防災対策をしていますか?

締め切り

  • 2013年01月24日

会社員時代、フリーライター時代、期日までに仕事を終えるというのは、必須要件でした。
これは、いつまでにやって貰えるのか、いつまでに渡さなくてはいけないのか、といったことをきっちりつめ、その期日がなんらかの事情で守られないような時には、大騒ぎになりました。
こうした取り決めは、会社員時代よりも、フリーライター時代の方が、より、大きな重しとなって、私に圧し掛かってきました。
会社員時代であれば、体調が悪ければ、同僚などに仕事を頼むということができました。でも、フリーランスでは、そんなフォローをしてくれる仲間はおらず、風邪をひこうが、インフルエンザにかかろうが、期日までに原稿を上げなくてはならないからです。
そもそも不安定なフリーライター稼業。
私のかわりは、いくらでもいます。
一度、約束した期日までに原稿を上げられなかったら最後、二度と仕事はこないとわかっていたので、必死で納期日に間に合わせました。

作家となってからは、腰を落ち着けて執筆したい。もう、あんな、時計をちらちら見ながら、締切に追われる日々とはおさらばしたい。
との思いはとても強く、複数の作品を同時進行で書いていくような、連載をいくつも抱えるといったスタイルは取っていません。
新作は一つだけ。
それだけに全力投球し、書き終えたら、次の作品を、といった具合。
こんな、マイペースを許してもらっているというのに、さらに、はっきりした期日を口にしないという卑怯な手も使っています。
「いつ頃、完成しそうですか?」と尋ねられれば、「暑くなる前には」「厚手のコートを着る頃には」などと、曖昧を通り越して、いい加減な答えに終始するのです。
会社員時代に、相手がそんなことを言った日にゃあ、打ち首もんでしたが、業界変われば、反則技も変わるでして、文芸界では、こんなことでも、了承してくれる懐の大きさがあるようです。

このほかにも、文芸界には、会社員時代には考えられなかったことがありますが、そのなかの一つに、契約書にあまり重きを置いていないことが上げられます。
この世界に入るまでは、まず、契約書を交わしてから、執筆に入り、その後、必要な時々に、契約書を交わして、出版まで進むようにイメージしていたのですが、実際は、全然違っていました。
口約束のまま、どんどん進行していき、出版して、しばらく経った頃に、契約書が送られてきて、過去の日付けの契約書にサインと捺印をするのです。
慣習と思われるのですが、互いを信頼しきっている感じが、とても日本っぽく、嫌いではありません。
あるケースでは、単行本を発行し、三年後に文庫を発行することになり、調べてみたら、契約書をまだ交わしていなかったので、今からしてもらっていいですか? と、笑っちゃうような連絡があったことも。
また、あるケースでは、珍しく、私から「そういえば、契約書って、交わしましたっけ?」と尋ねたら、「あっ、交わした方がいいですか?」という、びっくりする質問返しがきたことも。
なんでも、作家によっては、契約書の話を持ち出すと、そんな杓子定規なことを言ってくるとは、何事だと、怒り出す人もいるそうで、作家側から言い出されるまでは、言わないと決めているそうです。
こんなのんびりした世界、私はとても好きですが、最近は、映像や電子書籍など、関わる会社が増えてきているせいで、きっちりと契約書を交わすことが増えてきました。
文芸界にも、時代の変化がやってきているようです。
とすると・・・そのうち、「暑くなる前には」なんてことも通用しなくなるのでしょうか。
それは、ちょっと困るなぁと、思ったりしています。

干し柿ゼリー

  • 2013年01月21日

ここ数年、はまっているのが、干し柿ゼリー。
食料品は、ネットで購入し、週に1度届けて貰っているのですが、そのネットショップで見つけた一品。
ひと口噛めば、「あぁ、干し柿だ」と呟いてしまうに違いない、しっかりとした干し柿の味。
ゼリー1個を食べ終えたら、干し柿1個を食べたぐらいの満足感が得られます。

映画のDVDを観ながら、つい食べ過ぎてしまい、1袋、完食してしまうことも。
カロリーを常に気にしなくてはいけない私に、あってはならない行動です。
そこで、小皿を用意し、この小皿にのせられるだけの分を、食べてもよい量としようと決意。
のせてみると、3個でギリギリといった状態。
それまでの暴食と比べると、3個では、物足りない気持ちでいっぱいになりますが、ここで我慢できなくてどうすると、自分を励まし、この日は、それ以上は口にしませんでした。

数日後、再び、小皿を用意し、そこに干し柿ゼリーをのせてみます。
やはり、3個でいっぱいに。
が、人間には、知恵と工夫という素晴らしいものがあるんですね。
3個の干し柿ゼリーの上に、さらに重ねてみれば、合計6個をのせられると気付くわけです。
さらに、隙間にそっと置いてみるなど、工夫を重ね、13個までは、のせられるとわかります。
小皿に干し柿ゼリーがてんこ盛り状態。
もう、小皿にのせられるだけの分を、食べてもよい量と考えた理由は、どこかへ吹き飛んでいて、これで、1皿分だもんね、と、作り出した屁理屈に満足して、にやり。
そして、DVDを観ながら13個を平らげ、ふと、袋を覗けば、数個が残っているだけ。1袋を完食したのと、なにが違うかといえば、罪悪感の大きさ。
完食は(!)しなかったという、ちっさな部分によって、食べちまったという罪悪感を、ほんのちょびっと薄めてくれるのです。
いい年をして、なにをやってるんだろうと、自分に呆れてしまいます。
自分に厳しくするのって、難しいですね。
それだけ、この干し柿ゼリーが美味し過ぎるということでもあるのですが。

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