栗を
- 2014年09月04日
間違えて栗を買ってしまいました。
しかも生の状態の栗です。
ネットで買い物をすると、時々こういうとんでもないことがおこります。
さて、栗をどうすべきか。
生の栗を調理したことがありません。
そもそも自宅で調理できるものなのでしょうか?
子どもの頃にオヤツとして食べた焼き栗は、すでにお店で食べられる状態にしてくれていて、こっちは面倒臭がりながらも皮を剥いて食べればいいだけになっていました。
最近はその皮をも剥いてくれた状態で売られています。
このため、我が家で栗を調理したことも、しようと思ったこともありませんでした。
間違えて購入するまでは。
スーパーで生の栗が売られていたことから推察すると、調理して食する方たちもいらっしゃることは間違いありません。
生の栗が入った袋をいじくりまわして探しましたが、調理例の記述はなし。
蒸すのでしょうか? 焼くのでしょうか?
焼き栗というぐらいですから、焼いた方がいいような。
どうやって?
フライパンっていうのはちょっと違う気がします。
ポップコーンのように弾けて危険そうな匂いがします。
昔天津甘栗屋というのがあって、その記憶を手繰り寄せてみると・・・大きな窯の中に大量の栗が入っていて、それがゆっくりと撹拌されていたような。
それは炒っているように見えました。
炒るのか?
自宅では無理じゃん。
ってことはやっぱり焼くのか?
と、長いこと独り言を呟いた後、アルミホイルに包んでオーブンで焼いてみることに。
オーブンを購入した時についていた調理例の冊子を開いてみましたが、栗についての言及はなかったので、さつまいもを使った焼き芋のページを参考にしました。
さつまいもと栗では1個あたりの面積が違うので、書いてあった調理時間を8掛けにしてオーブンに投入。
40分後にオーブンから取り出し、アルミホイルを開いてみると・・・外見上になんらの変化は見とめられず。
ただ、ほわんと湯気は出ているので、オーブンは指示通り仕事をした模様。
手で触れてみると、激熱だったので、そのまましばらく放置。
冷めたところで、皮を剥こうとすると、これが全然剥けない。
しょうがないので包丁で半分に切って、スプーンでほじくり出して食べてみると・・・ウルトラ不味い。
今まで数々の料理の失敗をしてきましたが、これはその負の歴史の中でベスト3に入るほどの不味さ。
生ではないのですが、ぱっさぱさで、舌に残る苦味がハンパない。
また、栗の長所であるはずのほっくりさとかしっとりさは皆無。
念のため、もう1個試食してみましたが、こちらも同じように激マズで、ぺっと思わず吐き出してしまいました。
栗と向き合った小一時間が、なんちゅう無駄な時間だったのか・・・しばし呆然としました。
生の栗はどうすればよかったんでしょう?