マスクを
- 2014年09月29日
なによりも季節に敏感なのは、肌。
秋なんだなぁと感じるのは、己の肌の乾燥具合が気になりだした時。
そうか、もう秋か。
なんて鏡に向かって呟きます。
冬になりもっと乾燥し出すと、そうか、もう冬か、なんて悠長に言ってはいられない。
万年鼻づまりの私は、乾燥の季節は苦手。
いつも以上に鼻がつまり、息が苦しいほど。
夜寝ていると、息が苦しくて目が覚める。
洟をかんでも、またすぐにつまるので、また洟をかみ・・・と、洟をかみ続けて気が付けば朝、なんてことも。
そこで、いつからか枕元にマスクを常備するように。
夜中に鼻づまりで苦しくなったら、マスクをします。
最近は寝る時用のマスクなんていうのが売られていますが、そうした商品が出る以前から、私は普通のマスクをして眠っていたという先駆者であります。
マスクをする時灯りを付けてしまうと、頭が覚醒してしまい眠れなくなるので、暗闇の中で枕元にあるマスクに手を伸ばします。
手探り状態で箱から一枚を取り出し、顔に装着したら、眠りへGO。
自分の息でマスクが潤うと、そのマスクで覆われた口と鼻の乾燥が和らぐのか、たちまち呼吸が楽になり、眠ることができるのです。
しかし、暗闇の中ですること。
マスクを逆さに装着してしまうことも。
私が愛用しているのは顔に密着するタイプで、そういったものには、使用時に上下の区別があるのです。
ちゃんと装着しないとどうなるか。
マスクが頬に食い込み、その跡がしっかり刻まれます。
そして朝鏡に映った自分の顔を見て、新種の動物を発見したような気持ちになります。
吸入器を購入し、朝と晩に口と鼻を潤すようになってから、鼻づまりは劇的に改善され、今では滅多に夜中にマスクを必要とはしなくなりました。
それじゃ、マスクを枕元に置かなくてもいいのでは、とも思うのですが・・・。
マスクを用意しなかった日に限って、鼻づまりをするのではないかとの嫌な予感がしてしまうのです。
そうすると夜中にベッドから起き出し、隣の部屋へ移動して、引き出しを開けてマスクを出さなくてはいけない。
それはあまりにメンドー臭い。
ならば、一応枕元に置いておくべきだろう。
てなわけで、もう1年以上マスクを使っていないのに、今夜も枕元に用意。
今私に必要なのは、きっかけ。
マスクからの卒業を促してくれるようなきっかけ。
それって、なんでしょう?