アジア競技大会
- 2014年10月02日
仁川で開催中の第17回アジア競技大会。
TBSが長時間に亘って放送してくれているので、ご覧になっている方も多いのではないでしょうか?
資料によれば、38競技で439種目もあるとか。
放送に携わる現場の人たちにとっては、これだけたくさんの試合があっちこっちで行われていると、忙しいったらありゃしないといった状況なのでは?
応援するこっちも、忙しいったらありゃしません。
中継スケジュールをチェックし、どの競技を見るか計画を立て、仕事の予定を組まなくてはいけませんから。
なかでも注目していたのはトランポリン。
始まる何時間も前から、緊張して部屋をうろうろ。
放送開始二十分前には、テレビの前でスタンバイ。
心臓がドキドキしてきます。
小説「頼むから、ほっといてくれ」のなかで、トランポリン選手たちを描きました。
執筆にあたり、練習を見学させていただいたり、選手やスタッフから話を聞かせてもらったりした身としては、他人事ではないのです。
たとえるなら、身内が試合に出るような感覚。
そして、祈るような気持ちでテレビの前で待っていると、日本人選手の登場。
普段、スポーツ観戦をする時は「アスリートはさぁ、責めてなんぼじゃない? 守りに入っちぇダメなわけよ」なんて、何様かと思うような発言をしてしまう私。
ところが、日本人選手がマットの上でジャンプを始めると・・・わぁ、ちょっと跳び過ぎてない? いいの? 大丈夫? そんな無理しないでいいから。大事にいこう・・・なんて呟いています。
選手を身内のように思った途端、応援の仕方が変わってしまうから不思議です。
オカンのような気持ちで、どうか怪我をせず、無事に終えますように、なんて祈っちゃう。
競技は10回の跳躍で決まるので、気が付けば、「いーち、にー」と数を数えています。
着地がマットの中心部分からちょっとズレているように感じると、画面に向かって手を伸ばし、もうちょっと左になんて、微調整のお手伝い。
十回の跳躍を終えた選手が、満足のガッツポーズするのを見て、うるっときてしまいました。
選手を追うカメラの中に、以前お会いした方々の喜んでいる顔があるのを発見。
私まで嬉しくなってしまいました。
男子、女子、ともに銅メダルの素晴らしい結果でした。
おめでとうございます。