裁縫道具

  • 2014年08月25日

裁縫道具をもっていますか?
もっているとすれば、それはどの程度の充実ぶりですか?

私がもっている携帯用のソーイングセットは名刺サイズほどのもの。
そのプラスチック容器に、ボタンが外れた時や、ちょっとしたほつれを直す際に必要な最低限度のグッズがコンパクトに収まっています。
が、今までこれを使ったことはありません。

いや、違った。
1度だけありました。
昔々ライターをしていた頃のこと。
カメラマンと2人で行動することが多く、その日も、2人で取材先を回っていました。
自身のシャツの袖口にあるボタンが、取れそうになっているのに気付いた男性カメラマンが「ボタン、取れそうだ」と呟きました。
そういや、持ってるんだな、私は。
とバッグからソーイングセットを取り出し、カメラマンに。
驚いた顔をしたカメラマンが「おっ。凄いね。裁縫道具を持ち歩くレディだったとは。お見それしました」と言って、腕を伸ばしてきました。
その伸ばし具合が、勘違いしているっぽい。
私はソーイングセットをその手にのせ「もしかして、私に付けてもらおうなんて考えをもってるのかな? なわけないでしょ。道具を貸してあげるから、自分でやんなさい」とぴしゃりと言ってやりました。
そうだったのかといった顔をしているカメラマンに「こんこんと説教されたい?」と追い打ちをかけると、「いや。自分が甘かったっす」と反省の言葉を口にしました。
それから彼はシャツを脱ぎ、私のソーイングセットを使って自らボタンを付けていましたっけ。
so-inngu
この時、私ではない人が、1度使ったきり。
外出時にそうそうボタンが取れたりはしないのです。
携帯用ではなく自宅で常備している裁縫道具は・・・針が2本と、黒い糸と白い糸のみ。
自宅用より携帯用の方がよっぽど充実しているという事態はどうしたもんでしょう。
ボタンが取れた時付けるだけですから、黒か白の糸があれば大抵事足りる。
というか事足りなくても、オッケーと自分で許可してしまうからなんですが。

ちゃんと生活をしている皆さまは、裁縫道具も立派なものをおもちなのでしょうか。
アンケートでも取りたくなってきました。

栓抜きは

  • 2014年08月21日

初めて買った調味料。
さて、今日はこれを使ってみるかとキッチンテーブルに出してみて、気が付きました。
栓抜きで開けるタイプの蓋だということに。
はて、栓抜きはどこだったろうか。
そういやぁしばらく栓を抜いてないなぁなどと遠い目をしてしまいました。

調味料に限らず、様々な日用品は、非常に工夫されていて、ハサミなんかさえ使わずに開封できるようになっています。
プルトップ型だったり、捻って開けるキャップタイプだったり・・・そこに登場した栓抜きで開けろという調味料。
きっと、なにか理由があるのでしょう。
簡易な開封方式を採用してしまうと品質が落ちるとか、コストの問題とか。
そう大人な感じで受け止めて探し始めます。

が、なかなか見つからない。
キッチングッズですから、当然キッチンのどこかにあるはず。
それほど広いキッチンでも収納場所があるわけでもないというのに、見つからない。
こうなってくると、なんだよ、この調味料。
と舌打ちの一つも出ようってもんです。
もう全然見つからない。
もしかして、もうこれからの時代、栓抜きなんていらないわね、と極端な発想で捨ててしまったのでしょうか。
段々探すのに嫌気が差してきて、このまま捨ててしまおうかとの思いも。
が、それは勿体ない。というか、ちょっと口惜しい。
そこで、お茶を入れてひと息つくことに。
栓抜きに思いを馳せながらお茶を飲み終わり、今度はさっきとは逆の順に棚を見ていきます。
すると、最初に探した棚の隅に栓抜きを発見。
こんなもんですよね、現実世界のオチって。
sennnuki
やっと見つけた栓抜きで蓋を開け、炒めた野菜にたっぷりとかけて調理。
ざっと皿に移して、夕食タイム。
どれどれと、野菜炒めを食べてみると・・・嬉しさのあまりちょっと入れすぎてしまったようです。
味が濃すぎて、塩辛い。
野菜が本来もっている旨味をゼロにするほどの調味料の存在感。
簡潔に表現するなら、大失敗。
栓抜きを探していたついさっきの自分の姿が思い浮かび、なんとも遣る瀬無い気分になりました。

配達員が

  • 2014年08月18日

毎日複数の宅配会社の配達員が、荷物を持って来てくれます。
原稿を送ったり、受け取ったりといった仕事の荷物は勿論、事務用品や日用品、アパレル品まで、様々な荷物を配達員から受け取ります。
これは、買い物のほとんどをネットで済ませているせい。
あまりに頻繁に配達員がやってくるので、常に身に付けているエプロンのポケットには受け取り時に必要なハンコを入れているぐらい。
この宅配会社の配達員。
担当エリアが変わるのでしょうか。
それとも辞めてしまう方が多いのでしょうか。
しょっちゅう顔ぶれが変わります。

ある日のこと。
モニター画面には見慣れた宅配会社の制服を着た男性が。
しかしその顔は初めて見るもの。
恐らく20代でしょうか。
また新人さんが来たのかと思いながらドアを開けると、その青年はやや大きめの段ボール箱を抱えていました。
それで、ドアを大きく開けて、そこに置いてくださいとお願いしました。
「はい」と答えた配達員は、たたきに段ボール箱を置こうとします。
と、「よっこいしょ」と言う声が聞こえてきました。
はい?
今、よっこいしょと言った?
空耳か?
よっこいしょなんて言葉は、健康保険の負担額が1割の人か、或いはマンガの中で女子中学生が、自分が非力であることをアピールするために異性に聞かせたい時に使う言葉であって、宅配会社に就職し配達員となった青年が、客の前で言う言葉ではないと思っていたのですが・・・。
動揺する私にむかって、その青年は受取書を差し出してきました。
空耳だな。そうだな、そうに違いない。プロがよっこいしょなんて言うわけないな。
と、自分に言い聞かせ、受取書にハンコを押しました。
その段ボール箱を持ち上げてみると、ちょっと重くはありましたが、ガテン系の仕事を選んだ人が、掛け声をかけなくてはいられないほどの重さでは決してない。
やはり、空耳だったんだなと納得。
takuhaibinn
2日後のこと。
モニター画面に、件の青年が。
一度は空耳だったと納得したはずなのに、気が付けば髪を耳にかけて、どんな小さな音も拾ってやるぜと準備をしていました。
迎え入れた配達員は、前回より一回り大きな段ボール箱を抱えていました。
大きくドアを開け、中に入れてくださいとお願いします。
すると・・・「どっこいしょ」という声が。
「よっこいしょ」よりさらにインパクトのある別バージョンを披露され、絶句。
そこで、私の勝手な妄想を広げると・・・彼は祖父母と暮らしているとか、暮らした経験が長かったのでは。
それで、常日頃耳にしていた言葉が、無意識に出ているのでは?
何度か顔を合わせるうちに世間話なんかするようになったら、聞いてみよう。
そう思っていたのですが、彼はそれ以降まったく来なくなってしまいました。
担当エリアが変わったのでしょうか。
それとも、彼にとっては掛け声をかけなくてはならないほど、荷物の上げ下ろしが大変だったのでしょうか。
謎のままとなってしまいました。

顔を洗う時に

  • 2014年08月14日

顔を洗う時、どんなグッズで髪をカバーしていますか?
そんなもの使わないというワイルドな方もいらっしゃるかもしれません。
が、なにも使わないと、顔の周りの髪の根元付近は確実に濡れてしまいますね。
私はオーソドックスにヘアバンドを使用しています。
ドラッグストアでヘアバンドならどれも一緒だろうという甘い認識の元、目についたものをレジへ。
ところが、これ、すぐに伸びてしまい、髪を押さえる力が弱ってしまうのです。
伸びてしまえば、新しいものを購入せざるを得ず、気が付けば、ヘアバンド中毒者かよっと思うほど、買い続けることに。
単価が安くても、これだけ買い続けねばならないのは困った状態。

そこでネットでヘアバンドを検索してみると・・・膨大な量の情報が。
こんなに大量の情報から、これよ、これなのよといったヘアバンドを見つけられるとは思えず、一気に購入意欲は萎みました。

ある日、今治タオルの専門ネットショップで買い物をしていた時のことです。
ヘアバンドなる商品があることに気が付きました。
それまで、そこのネットショップでは定期的に買い物をしていたのですが、フェイスタオルやバスタオルといった品にしか目がいかず、それ以外の関連グッズがあることを知りませんでした。
見れば、それまで買っていたヘアバンドよりふわふわそう。
さらに幅もそこそこありそうで、すぐに伸びてしまうのも避けられそうに思えます。
そこで、試しに1つ購入。
これがいい。
しっかりと髪をホールドしてくれて、しかも肌触りがとてもいいので、付けている時の違和感が小さい。
すっかり気に入った私は、すぐに再びネットショップにアクセスし、色違いでまとめ買い。
それがこちら。
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もう何年も使っていますが、伸びたりへたったりしないので、すべて現役。
お風呂上りに濡れた髪をまとめる時にもこれを使っています。
身体にボディミルクを塗りたくりたい時などには、濡れた髪は非常に邪魔。
軽くまとめただけだと、髪先からぽたりと水滴が垂れてくる。
これ、わかっていても、ひっと声を上げそうになるほど、びっくりします。
長い髪でもすっかり収まってくれるこのヘアバンドだと、この水滴攻撃を受けずに済むので、思う存分身体にボディミルクを塗りまくれます。
900円を切る価格なので、フェイスタオルなどを買うついでに、何個か買っておき、友人へのちょっとしたプレゼントとして使うこともあります。

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